女性に見放されたクリントン氏「コミュ力」の貧困 : 深読みチャンネル : 読売新聞（YOMIURI ONLINE） 1/5

女性初の米国大統領就任が有力視されながら、選挙戦でドナルド・トランプ氏によもやの敗北を喫したヒラリー・クリントン氏。暴言を連発し、女性を巡るスキャンダルも噴き出したトランプ氏が相手だったにもかかわらず、なぜ、クリントン氏への支持が広がらなかったのか。企業経営者のスピーチコーチングなどを手掛けるコミュニケーション・ストラテジストの岡本純子氏が「コミュニケーション」という観点から分析する。 ヒラリーはなぜ女性に嫌われたのか 前回はドナルド・トランプ氏の「コミュ力マジック」について分析したが、今回はヒラリー・クリントン氏の敗因について触れてみよう。 圧倒的に有利なはずの戦いに負けたクリントン氏の盲点は何だったのか。特に興味深いのは、同志であるはずの女性からの支持が得られなかった点だ。なぜ、女性に見限られてしまったのか。そこには、女性リーダーに特有のコミュニケーション・トラップ（罠(わな)）が隠さ