共学・別学(2) 理念貫徹 経営で試練 : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

正則学園の創立１１０周年記念式典。応援歌とともに巨大な応援団旗が入場するなど男子校らしい雰囲気に満ちていた “ライバル校”の共学化に、男子校を守る側の思いは複雑だ。 「威風堂々 受けて立つ 正則 正則 正則健児」 応援歌の流れる講堂に、４畳ほどもある紫色の応援団旗を高く掲げた３人の生徒がゆっくりと入ってきた。男子校らしさを最もアピールする場面だ。 東京都千代田区にある私立正則学園高校で１４日に開かれた創立１１０周年記念式典。そのめでたい場所で、竹内恵司校長（６０）は「バブル崩壊後の様々な停滞と、少子化の進行で、学園は荒波に漂う小舟のようです」と、式辞に、学校を取り巻く厳しい環境をにじませた。 外に出ると、約１メートル隔てて錦城学園高校の校舎がある。同校も明治時代に創立された伝統ある私立校だ。オフィス街の一角でビル型の校舎を構えるなど、共通点も多い。だが、大きく違うのは今春、男子校から共学化

[amejapa98]

正則学園が男子校にこだわるのは、異性の目を気にせず勉強やスポーツに打ち込める環境や、「男同士のきずな」のような、教師と生徒の一体感を大切にしたいからだ。