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切断放置の「観音桜」、新たな芽吹き : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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切断放置の「観音桜」、新たな芽吹き : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
台風で2年前に倒れた福島県小野町の町指定天然記念物「観音桜」が、切断処分された幹から新芽を吹き、... 台風で2年前に倒れた福島県小野町の町指定天然記念物「観音桜」が、切断処分された幹から新芽を吹き、十数本が苗木となるまで育っている。 10年後に花が咲くという。町は挿し木で再生を試みたものの断念、倒木は切り分けられて放置されていた。奇跡の新芽に、宍戸良三町長は「再生は不可能だと思っていただけに、町民みんなで喜んでいる。名所となるよう育てていきたい」と話している。 観音桜は、同町小戸神の東堂山満福寺の近くにあった推定樹齢550年のエドヒガンザクラ。寺にある観音様にちなんで名が付き、1985年に町天然記念物に指定された。高さ12メートル、枝幅30メートル、大蛇のようにくねった枝ぶりを誇り、見事な花に毎年約1万人が訪れていた。 ところが、2007年7月の台風4号で根元から倒れた。県林業研究センターの専門研究員が30本の枝を採取し、挿し木による再生を試みたが、失敗した。 昨年5月、処分された観音桜の