自主「計画節電」、秋田・大館市の集落で試み : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

夏場の電力不足対策に少しでも役立てばと、秋田県大館市の大葛(おおくぞ)地区の住民が２７日夜、集落を挙げて自主的に消灯する「計画節電」の試みを行った。 ７〜８月の本番では、週１回１時間ずつ、全戸で明かりを消す運びだ。 発案したのは、過疎化が著しい大葛地区の活性化のため、同市が設けた「地域おこし協力隊員」の林孝行さん（２９）。福岡市出身で、兵庫県加古川市のインターネットカフェに勤めていた林さんが大館市の募集に応募して採用され、２０１０年１２月から同地区の空き家に住んで地場産品のＰＲや地域新聞の発行などを行っている。 林さんは５月７日、同地区の町内会長ら約２０人が集まった会合で、「一人の力は小さくても、皆で結集すれば大きな力になる」と計画節電を提案。町内会長らは全会一致で賛成した。その一人、農業嶋田久成さん（７３）は、「大葛は年寄りばかりで被災地に手伝いにも行けない。せめて応援の気持ちだけでも届

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