東電労組、統一交渉から離脱…賃上げ要求見送り : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

電力会社などの労働組合でつくる産業別労組「電力総連」は１５日、今春闘で、年齢や勤続年数に応じて賃金が上がる定期昇給（定昇）の維持や４か月以上の年間一時金を統一要求する方針を決めた。 ただ、東京電力労組は福島第一原発事故の損害賠償で公的資金の支援を受けていることなどから、賃上げに関する要求を全て見送り、統一交渉から外れる異例の措置を取った。 電力総連は同日、東京都内で開いた中央委員会で方針を決定。その後の三役会で東電労組の統一交渉からの離脱が認められた。東電労組は昨春闘で定昇維持や一時金の要求を掲げていた。加盟労組中、最も組合員の多い東電労組の離脱について、電力総連の内田厚事務局長は「全体の交渉に与える影響はゼロではない。マイナスに働かないように交渉戦術を考えたい」と話した。

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読売新聞｜東電労組、統一交渉から離脱…賃上げ要求見送り