「大喪の礼」簡素化の方針…陛下のご意向受け : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

政府は、天皇陛下が自らの葬儀の簡素化を望まれていることを受け、「大喪(たいそう)の礼」など政府が行う行事の簡素化を図る方針を固めた。 天皇陛下は火葬を希望され、葬儀全体についても「極力、国民生活への影響の少ないものとするように」との意向を示されている。宮内庁は来春をめどに葬送のあり方について結論を出すことにしており、設営費や警備費の軽減などにつなげるため、内閣官房などが宮内庁の動きを踏まえて検討を進める。 昭和天皇の葬儀では、政教分離を定めた憲法２０条に配慮しつつ、神道に基づく皇室行事としての「葬場殿の儀」と、政府行事である大喪の礼がともに新宿御苑（東京都新宿区）で行われた。大喪の礼には政府や外国の要人が出席。皇居から新宿御苑までの葬列と、新宿御苑から埋葬先の武蔵陵墓地（東京都八王子市）までの葬列も含まれたため、警備費が増えていた。 宮内庁は、葬儀簡素化の一環として、葬場殿の儀を新宿御苑の

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