米大学進学適性試験、韓国の塾が過去問不正入手 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

【ソウル＝吉田敏行】米国の大学進学適性試験（ＳＡＴ）の問題を不正入手し対策塾の講義に使ったなどとして、ソウル中央地検は１８日、ソウルの１２校の塾経営者や講師ら２１人を著作権法違反などの罪で起訴したと明らかにした。 日本を大幅に上回る約７万３０００人の留学生が米国で学ぶ韓国では、ＳＡＴが重視されているが、今回の事件を受け、実施団体が韓国での試験を年６回から４回に縮小するなど、大きな社会問題となっていた。 地検によると、塾経営者や講師は不正入手された過去問で講義し、一部の経営者はＳＡＴの試験会場で問題を隠し撮りするなどして外部に流出させた疑い。アルバイトを試験会場に送り込み、暗記させる手口もあったという。問題を塾や受験生に販売したブローカーも起訴された。 ＳＡＴは一度出題された問題が再度出る可能性があるため、コピー配布や過去問を使った講義は禁じられている。地検は「保護者の塾選択基準が、過去問を