ＮＹ市の特大サイズ飲料禁止、「無効」と判断 : 国際 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

【ニューヨーク＝加藤賢治】米ニューヨーク州の最高裁は１１日、ニューヨーク市が１２日から実施予定だった糖分の多い炭酸飲料などを大型容器で販売することを禁じる措置について、市当局に法的権限はなく、決定は「独断的で衝動的だ」として無効とする判断を示した。 ブルームバーグ市長は控訴する意向を表明した。同州では、州最高裁の決定でも控訴できる。 公共の場での禁煙拡大などを進めてきたブルームバーグ市長は会見で、「肥満が原因で、今年は市民５０００人が死亡する」と訴え、市の決定は合理的だと主張した。 同市は昨年９月、市民の肥満防止策として、１６オンス（約４７３ミリ・リットル）容量の飲料水が５０キロ・カロリーを超える場合、１６オンスを上回る容器での販売禁止を決定。果汁１００％ジュースなどは除外されているが、こうした動きが全米に拡大することを懸念した飲料水業界やレストラン団体などが提訴していた。