【日本の解き方】興味深い２人の“ノーベル経済学賞”学者 - 政治・社会 - ZAKZAK

２０１１年のノーベル経済学賞は、米ニューヨーク大のトーマス・サージェント教授（６８）とプリンストン大のクリストファー・シムズ教授（６８）に授与されることとなった。授賞理由は「マクロ経済の原因と結果をめぐる実証的な研究」とした。 ノーベル経済学賞は、正式名は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」といい、授賞式などは他のノーベル賞と同じように行われているが、ノーベルが遺贈したものではなく、スウェーデンの中央銀行であるスウェーデン国立銀行が設立した賞だ。 ノーベル経済学賞は、ほぼアメリカ人とイギリス人の独壇場であり、日本人の受賞者はいない。アジア人でも１９９８年のアマルティア・セン（インド）が唯一の受賞者となっている。今回もその流れのままだった。 私は１９９８年から２００１年までプリンストン大学に留学していた。プリンストン大学は、０２年のダニエル・カーネマン、０８年のポ

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『金融政策を変更すると、予想インフレ率は大きく変わるが、実際のインフレ率への影響は少ないからだ。』