“復興に２兆円”宮城県が試算 NHKニュース

“復興に２兆円”宮城県が試算 6月11日 5時36分 宮城県が、津波で甚大な被害を受けた沿岸の被災地の復興のうち、集団移転や土地の区画整理などで２兆円を超える費用が必要だとする試算＝試みの計算をまとめたことが分かりました。宮城県の村井知事は、１１日に開かれる政府の復興構想会議でこの試算を示し、国による財政支援を求めることにしています。 宮城県の試算によりますと、沿岸の１５の市と町のうち１２の市と町では、復興にかかる費用のうち、まち作りに必要な費用が合わせて２兆１０７９億円に上るとしています。具体的には、▽土地の区画整理に５８５０億円、▽移転先の土地の造成など集団移転の促進に４２５０億円、▽国道や県道の整備に３２２３億円などとなっています。宮城県では、今の国の補助制度では９０００億円が市と町の負担となりますが、１２の市と町の昨年度の当初予算は合わせて２０００億円余りしかなく、財政破たんに陥る