新しい歌舞伎座で「櫓揚げ」 NHKニュース

来月、東京・銀座に開場する新しい歌舞伎座で、正面玄関の屋根の上に「櫓（やぐら）」を設置する「櫓揚げ」が４日、行われました。 東京・銀座の歌舞伎座は、老朽化などに伴い建て替えられ、オフィスビルを併設した複合施設として来月２日に新しく開場します。 ４日は、歌舞伎座の正面玄関の唐破風の屋根の上に、かごのような形をした幅３メートル３０センチ、高さ２メートル７０センチの「櫓」を設置する「櫓揚げ」が行われました。 「櫓」は、江戸時代には幕府公認の芝居小屋であるという証しでしたが、歌舞伎座の櫓はその伝統を建築様式として受け継いだものです。 設置作業は、歌舞伎座の高い場所での作業を代々担っている職人たちが３日から始め、４日は午後１時すぎに、櫓の周りに歌舞伎座のシンボルの鳳凰が描かれた幕を張って完成させました。 今回、歌舞伎座での作業を先代から受け継ぎ、責任者となったとび職の石津弘之さんは「櫓揚げは、家でい