富士山「弾丸登山」は自粛を NHKニュース

世界文化遺産に登録される見通しとなり登山者の増加が予想される富士山で、山小屋で休息せずに一気に頂上を目指す、いわゆる「弾丸登山」について、安全性に問題があるとして、山梨県の横内知事らが観光庁に対し自粛を呼びかけてもらうよう要請しました。 今月下旬に世界文化遺産に登録される見通しとなっている富士山では、ことしの夏山シーズンは山梨・静岡両県で例年より２割以上多い３５万人から４０万人の登山者が訪れると予想されています。 こうしたなか、山小屋で休息せずに一気に頂上を目指すいわゆる「弾丸登山」を巡って５日、山梨県の横内正明知事と静岡県の大須賀淑郎副知事が観光庁を訪れ、井手憲文長官に自粛を呼びかけてもらうよう要望書を提出しました。 弾丸登山は高山病にかかるリスクが増えるうえ、睡眠不足などで滑落すれば周りの登山者の安全にも影響することが問題視され、要望書では観光庁の関係機関や旅行団体を通じて自粛を周知し