福島 双葉町で仕事始め「復興元年に」 NHKニュース

原発事故ですべての住民が今も避難している福島県双葉町の仕事始めが仮役場がある福島県いわき市で行われ、町長は「ことしを町の復興元年にしたい」と述べました。 原発事故の影響で役場機能を県外に移した双葉町は去年、福島県いわき市に仮役場を移しました。 仕事始め式で、伊澤史朗町長はおよそ７０人の職員を前にあいさつし、この中で先月、国から要請があった中間貯蔵施設の建設受け入れについて、「受け入れるにしても、受け入れないにしても、苦渋の選択をしなくてはならない。国には誠意をもって判断に必要な情報を説明してほしい」と述べました。 また、ことしは町立の学校がいわき市内で再開したり、県営の災害公営住宅の建設が本格化したりすることから、「ことし１年、決めなければならないことが次々と待っている。ことしを町の復興元年にしたい」と職員に呼びかけました。 双葉町は長期にわたって帰還できない「帰還困難区域」に自宅がある住