国交省発注の点検業務入札で談合か 一斉捜索 NHKニュース

国土交通省の東京航空局が発注した消防設備の点検業務の入札で、談合が行われていた疑いが強まったとして、警視庁は東京航空局の事務所や都内の消防設備会社など関係先の一斉捜索に乗り出しました。 警視庁の調べによりますと、去年８月、東京航空局が発注した消防設備の点検業務の入札で談合が行われたとして、競売入札妨害などの疑いが持たれています。 入札が行われたのは、羽田空港にある東京空港事務所の施設に設置された消火器やスプリンクラーなどの設備の点検業務で、「第一防災」が予定価格の９９％近い価格で落札しています。航空局が発注する入札を巡っては、ほかにも予定価格に非常に近い価格での落札があり、警視庁は事前に入札の情報が業者に漏れていた疑いもあるとみて、官製談合防止法違反の疑いでも捜査を進める方針です。捜索を受けていることについて、国土交通省は「捜査中の事案なので、コメントは差し控えたい」としています。