キノコ栽培の技術開発に成功 - NHK 東海 NEWS WEB

岐阜県の森林研究所は、エリンギなどの食用キノコの収穫量を、最大で４０％近く増やす新たな栽培技術の開発に成功しました。 美濃市にある岐阜県の森林研究所は、５年前から森林の多い県内で盛んなキノコ栽培の生産性を高める技術開発に取り組んでいます。 キノコの菌は、おがくずに栄養となる米ぬかなどを水と混ぜ合わせた「菌床」で繁殖させます。 この「菌床」にデンプンを分解する「アミラーゼ」と呼ばれる酵素を少量加えるとキノコの菌の栄養吸収を助けて繁殖をさらに促すことが分かったということです。 研究所の実験では、エリンギで最大３６％、ブナシメジで最大１８％収穫量が増えたとしています。 岐阜県内のキノコ類の生産額は、林業全体の４０％近くを占めますが、産地間の販売競争が激しいうえ、燃料費などの高騰で経営に苦しむ生産者が増えているということで、研究所は、キノコ栽培の生産性を高める、この新しい栽培技術の実用化を急ぐこと

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「岐阜県の森林研究所は、エリンギなどの食用キノコの収穫量を、最大で４０％近く増やす新たな栽培技術の開発に成功」