『GRAPHIC IS NOT DEAD.』 『GRAPHIC IS NOT DEAD.』 Vol.3 菊地敦己 誰かに与えてもらうのではない「グラフィックの可能性」 「うん、肩書きは『グラフィックデザイナー』でいいですよ」。インタビュー前に趣旨を説明するにあたり、最前線で活躍するグラフィックデザイナーとして登場頂きたいことを伝えると、菊地敦己はそう言った。しかし彼の仕事には、グラフィックデザインを軸としつつ、この言葉だけではくくれない広がりがある。青森県立美術館のロゴや建物全体に配置されるシンボルマークを始めとするVI(ビジュアルアイデンティティー)計画、「mina perhonen」「Sally Scott」のブランディング、また雑誌のアートディレクションや、自身のブックレーベル「BOOK PEAK」での出版活動。そして、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館内でのカフェ運営まで。しかし、いくつも