前回では、企業で働く場合の上司や部下、同僚とのつき合い方について見てきました。今回からは、独立・起業したり、フリーランスで働く場合の人間関係のメンテナンス術について考えていきます。 私自身、3つの会社で8年間の会社員生活を経た後起業して10年になります。また、周囲にも独立した人、起業した人も多くいます。そこで分かったことは、「本当にやりたいことがある人は、独立には向かない」ということです。 「本当にやりたいこと」には、予算も人手も必要です。社会的な信頼も必要になります。そういうものを実現するには、組織に所属していた方がよいのです。 組織には、予算があり人手があり社会的な信用があり、何より「失敗する余力」があるからです。独立した人間には、やる気はあっても、失敗する余力はあまりないものです。 強い出資者などがいない限り、「具体的にやりたいこと」があるならば、独立してフリーになることを考えるより
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