![Amazon.co.jp: 世界60ヵ国価値観データブック: 電通総研, 日本リサーチセンター: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4581d24cbd078cf86e7909b830dba909a58bb9fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51P0HJKXP6L._SL500_.jpg)
貴州省に1000年以上も暮らすトン族は文字をもたず、歌で伝承や歴史を伝える。この少数民族の貴重な伝統と風習は近代化の波にのみ込まれつつある。映画にもなった「ジョイ・ラック・クラブ」の作者、エイミー・タンが、「ナショナル ジオグラフィック日本版」の5月号に、紀行文を寄せてくれている。 「村への入り口を示す、高くて立派な門にたどり着いたとき、日はすでに暮れかかっていたが、辺りにはまだ昼の熱気が残っていた。土がむきだしの山道を登りきると、収穫の時期を迎えた谷あいの眺めが目の前に広がった。あちこちの山腹に、穂が実った棚田が連なっている。 突然、10歳ほどの少女が2人こちらに駆けよってきて、左右から私の腕をとると、きびきびしたリズムで歓迎の歌を口ずさみながら板石敷きの小道を一緒に歩き、3階建ての木造家屋が迷路のように立ち並ぶ村の中へと案内してくれた。 家の軒先から、頭にターバンのような布を巻いた老女
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