Jリーグは26日、J1名古屋グランパスで選手2名を含む3名から新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たため、同日実施予定だった第7節サンフレッチェ広島戦(エディオンスタジアム広島)の中止を決めた。新型コロナウイルスの影響による中断からリーグ戦を再開して約1カ月、新型コロナの影響による初の公式戦中止となった。 正午前に村井満チェアマン(60)がオンラインで会見を実施。中止を決断した理由を「最終的には濃厚接触者の特定は、名古屋市の保健所の管轄になると聞いているが、今日の夕方から夜にかけて濃厚接触者の判定が出る。(広島に移動済みの)17人は陰性であるものの、濃厚接触者がいるとすれば確実に安全でない状況で試合を行う可能性もあるので、今朝の協議でこの試合は中止しようと決めた次第」と説明した。 陽性判定者が出た場合の試合開催の可否について、Jリーグは再開前に規約などを見直した試合実施要項を作成している