岡山市北区のJR岡山駅から総社市の総社駅まで20.4キロを結ぶJR西日本の吉備線。非電化の単線路線で、桃太郎線の愛称がつけられている。岡山市の中心部を抜けると、周囲は田園地帯。車窓からのどかな景色を見せながら、ワンマン列車が1時間に1~2本程度、運行している。 吉備線の輸送密度(1日1キロ当たりの輸送量)は2016年度で5,749人。JR西日本が発足した1987年度の6,690人に比べ、約1,000人少ない。 沿線人口が今後、減少すると予想されていることから、JR西日本は2003年、LRT化を提案し、2014年に検討会議が計画のたたき台をまとめた。費用負担で3者の調整が難航していたが、それがようやく解決し、正式合意したわけだ。 合意によると、運行本数は朝のラッシュ時で岡山駅-備中高松駅間が1時間6本、備中高松駅-総社駅間が4本に増え、それ以外の時間帯も3本に増やす。現在の10駅に加えて新た
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