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高村薫に関するfeelのブックマーク (2)

  • インタビュー : 見つめ直した昭和史 高村薫「レディ・ジョーカー」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    30代後半で作家デビューして以来、実体験の延長で小説を書いていました。『黄金を抱いて翔べ』は会社員だった当時、疲れ果てて大阪市内を歩きながら、銀行強盗でもしたら気が晴れるかな、とふと思ったのがきっかけ。『照柿』に登場する工場も、私が育った大阪の町工場の懐かしい風景です。 『レディ・ジョーカー』も、自らの生活の延長線上で書くはずでした。でも、連載開始直前に阪神大震災が起き、社会をより大きな目でとらえるようになりました。 バブル経済崩壊後という時代でした。「政治は三流だが経済は一流」と聞いて育った世代にとって100兆円の不良債権はショックでした。誰がどこで間違えたのか。震災とあわせ、自らのアイデンティティーが崩れる感覚に襲われました。大正生まれの私の母が「これから悪い時代になる気がする」と言ったのも、きっかけの一つでした。 なぜ、こんな日になってしまったのか。今と地続きのものとして昭和史を見

    インタビュー : 見つめ直した昭和史 高村薫「レディ・ジョーカー」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • Interview:高村薫さん チャレンジの意欲作 来月1日から、朝刊連載小説「我らが少女A」 | 毎日新聞

    社会的事件を題材にした小説で人間や生のあり方を問い続ける作家、高村薫さんの朝刊新連載小説「我らが少女A」が8月1日から始まる。東京郊外で起きた未解決事件をめぐり、町の風景と人びとの記憶が交錯する。高村作品ではおなじみの刑事、合田雄一郎が登場し、ファン待望のシリーズ新作となりそうだ。 十数年ぶりの新聞連載とあって、高村さんは苦しんでいた。「1回の文字数が原稿用紙2枚半に満たない。1、2回ごとに人物の視点を変えて書き、それを重ね合わせて最後に1枚の大きな絵が出来上がるように書いていきたい。が、これが難しい。あと4、5行あればということばかりで絶えず不全感が残る」と、もらす。 20年前ならこんな試みはしなかったという。しかし、「小説とは話法で決まる。ストーリーやテーマはあとからついてくるもの。新聞小説のスタイルにこだわりたい」と自らの足かせとした。

    Interview:高村薫さん チャレンジの意欲作 来月1日から、朝刊連載小説「我らが少女A」 | 毎日新聞
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