魔物鑑定士 人々が抱く不変の欲望に魔力を持った呪具で応えてきた日陰の一族。魔物鑑定士の少年・バビロはオズに目をつけ、ストーカーのように執拗に彼をつけ回す。「絶対に幸せにする」と語るバビロの真意とは。 魔具 魔物鑑定士が扱う、魔法にも似た効力を持った不思議なアイテム。マンガ家志望のオズにバビロが「売れっ子マンガ家用」と銘打った魔具を手渡したことから、物語の歯車は動き出す。 西さん、いつも原稿の束を持ち歩いてるよね ──おふたりは多摩美術大学の先輩後輩という間柄ですが、これまでも親交はあったのでしょうか。 古屋 在学期間が被っていたわけではないので、パパ友という感じが強いかもしれない。 西 子供が同じ保育園に通っているのですが、古屋先生にパパ友って言っていただけるなんて、すごく光栄です。もともとは共通してお付き合いのある作家さんの結婚式でお話させていただいたのが最初ですね。 古屋 そうだね。結