市長の南京発言に困惑=公式見解ではない−名古屋市 市長の南京発言に困惑=公式見解ではない−名古屋市 名古屋市の河村たかし市長が南京事件は「なかったのではないか」と発言した問題で、市は「発言はあくまで市長の個人的な政治信条に基づくもの。市の公式見解ではない」(幹部)として、市長発言から距離を置いている。しかし、南京市が名古屋市との交流事業停止を発表。インターネット上でも批判が殺到するなど中国側の反発を招いたため、職員からは「困惑している」との声も上がっている。 河村市長の事務所によると、南京事件の否定は市長が衆院議員時代から主張しているという。20日の記者会見では、父親から一般人への虐殺行為はなかったと聞いたことを否定の根拠に挙げたほか、22日に都内で開かれた記者会見でも「目撃者がいないのが決定的だ」と述べている。 名古屋市は1978年から、南京市との間で友好都市交流を進めており、毎年中