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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/north-pole (9)

  • 母乳育児は虐待を防ぐか - 百丁森の一軒家・別館

    21:28館でとりあげるべきもの というかとりあげるつもりなのだが、気になっていることなのでこちらにメモ。母乳育児推進、あるいは子ども虐待防止の関連でときおり目にする論に、「母乳育児の方が虐待リスクが低い」というものがある。「だから、虐待防止のために母乳育児を」となるのが定番なのだが、え?その論理展開でいいのか?といつも思う。ごくふつうに考えつくこととして、虐待のリスクファクター(経済的困難、不安定な家庭、母の心身の健康問題)が、そのまま、母乳を続けられない・母乳分泌を阻害するファクターと重なっているので、それが反映しているだけなんじゃないのか、ということがある。言い換えれば、そうした要因を問わずに「母乳で育てる」ことだけ勧めても、おそらく虐待リスクを減らすことにはつながらない。ところが、そういう検証を抜きにしてプロラクチンだのオキシトシンの作用に帰する論がけっこう多いのだ。実のとこ

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/12/30
    『虐待のリスクファクター(経済的困難、不安定な家庭、母の心身の健康問題)が、そのまま、母乳を続けられない・母乳分泌を阻害するファクターと重なっている』
  • ミニスカの頃 - 百丁森の一軒家・別館

    17:08周回遅れどころか2周遅れくらいなのだが、ようやく少し時間ができたので、いわゆる「ミニスカ論争」についてひとこと。「ミニスカート」というものが登場したのはかれこれ40年くらい前で、私は中学生だった。ミーハーなガキのころだったから、とびつきましたよ、はい。まあ、当時はミニといったってひざ上10cmとか、おとなしいものだったわけだけれど。で、そのころは、例の曾野綾子みたいなことをいう「おとな」はあまたいたわけで、ああいう言説が未だにあるのかよ、と、まず思う(曾野綾子の中では時間止まってんじゃないのか、と思ったりもするけどね)。それで「意味のあるコトをを言っている」「知識人」のつもりでいるあたりがすでに「終わっている」としか思えない。その後、ジーンズが普及してくると、今度は男女ともジーンズが定番になった。高校生の頃だ。高校は制服がなかったので、ジーンズで通学するものも多かった。しかるに当

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/12/10
    30年ほど前『性差別を問題にすると』『自分の当然の権利が侵害されたかのようにくってかかる男の子、というのが、けっこういた』『ここのところ行われてきた「論争」を見ていると、既視感で目眩がしてくるよ』
  • 医療関係者が陥る「暗黒道」その2 - 百丁森の一軒家・別館

    17:12トンデモ方面以外に、もうひとつ、この業界の人間が陥りがちな暗黒道がある。 どんな医療施設でも、「問題患者」「不良患者」と呼ばれるような人が何人かはいる。非常識な時間帯に非常識な受診態度でやってくる人、いつもかわらぬ不定愁訴を繰り返す人、アルコールや薬物の問題を抱えている人、お金を払わない人、理不尽なクレーマー、果てはスタッフに暴力をふるう人まで・・・。個別には、強い態度に出ることもあるし、法的手段に訴えるケースもある。仲間うちで、「あの人はどうもねえ」と話すこともある。しかし、それが固定観念になってしまうと、思わぬ落とし穴に落ちることもある。いつものおおげさな訴えだと思っていたらほんとうに重症であったり、何かのおりに今まで隠されていた事情や病気が明らかになったり。そもそも、そうした「問題患者」「不良患者」のほとんどは、文字通り何らかの「問題」(経済的なものであったり精神疾患であっ

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    felis_azuri 2009/10/09
    『堕ちる暗黒道が「患者に対するニヒリズム」』『「こんなヘンな人もいる」「あんなヤツもいる」とあちこちで言い募るようになると重症』/『トンデモとニヒリズム』『自分を客観的に見ることのできない病のような』
  • 医療関係者の陥る「暗黒道」 その1 - 百丁森の一軒家・別館

    21:54最近少し見聞が広まったせいかもしれないが、ホメオパシーとか、千島学説とか、Oリングとか、「トンデモ」な「代替医療」の業界に頭をつっこんでいる人たちに、意外に医療関係者(医師、薬剤師、助産師、看護師など)がいるのだなあと感じている。何でまた?!と思うわけだが、そのへんの人たちの書いているものなどを読むと、それなりに真剣に考えたり悩んだりしてきたのではあろう、と思う部分もある。それは何かというと、「今の医療の、ひいては自分自身のできることの、限界」を意識する、ということだ。もちろん今の医学医療には限界がある。決して不老不死を実現することはできず、末期がんをはじめターミナルの患者に対する対応はまだまだ不十分であり、何よりも患者自身の「悩み」にストレートに応えることが、必ずしもできない。その不全感を補うために、何かしら患者を安心させるために、と探っていった先が代替医療であることは特に驚く

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/10/09
    『不全感を補うために、何かしら患者を安心させるために、と探っていった先が代替医療であることは特に驚くべきことではなく、たとえば』
  • 怖かったんだよ、という実感があるので - 百丁森の一軒家・別館

    22:56館に書いたことの補足というか、ぶっちゃけた話、医者になった当初は、「ビタミンK欠乏による頭蓋内出血」というのは「ありうる」ことだったのだ。自分もいつぶつかるかわからない、リアルな脅威。これは怖かった。なにしろ、どの子がそうなるか、なってみないとわからないのだ。そしてわかったときには手遅れ、とまでは言わないまでも、相当に困難なたたかいを、その子も、親も、医療者も、強いられてしまう。だから、「予防としてのK2シロップ投与」という方法が確立され普及してきたことは、私たちにとっても、ひとつ懸案が晴れるというか、荷が軽くなるというか、そういうことだった。もちろんK2シロップを投与しているから100%安心、とまでは言えない。それでも、リスクがぐんと減っている、というのは、それだけで、診療に余裕を生むものだ。そのように積み上げられてきた歴史と、その確実な成果を、ちゃぶ台ひっくりかえすみたいに

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/10/07
    『積み上げられてきた歴史と、その確実な成果を、ちゃぶ台ひっくりかえすみたいに無に帰するようなことが、「自然」の名のもとに、今この時代に行われているのか。そう思うと、腹が立ってしかたがない』
  • 母乳育児関連のメモ - 百丁森の一軒家・別館

    21:43最新の小児科学会雑誌で、「ネグレクトによるビタミンD欠乏性くる病」の報告があった。1歳10ヶ月、事はほとんど与えられず母乳を1日10回摂取。受診のきっかけは皮膚疾患だが、成長障害・骨の変形あり、X線・血液検査で診断されている。多子の家庭で他の子どもにもネグレクトがあり、「1歳半〜2歳まで離乳は与えるな」という「西原式」とは関係ないようではあるが、長期にわたって「ほとんど母乳だけ」というのにはやはり問題がある、という典型的なケースだろう。もうひとつ、たまたま今朝の朝日新聞に載っていた問題。新生児期に完全母乳にこだわるあまり、高張性脱水(このために痙攣・意識障害等もありうる)に陥るケースが問題視されているという記事であるが、これもさかのぼると昨年春の小児科学会で発表されている。その後のまとめがあらためて最近の小児体液研究会(小児科学会の正式な分科会的なものであって、いいかげんな「

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/09/27
    多子の家庭で『母乳を1日10回摂取』させている『ネグレクト』か…
  • 真弓定夫の国粋と母乳主義のオリエンタリズム - 百丁森の一軒家・別館

    館で真弓定夫とか母乳中心主義(エスノセントリズムならぬ、え〜と、マンモセントリズム?)についていろいろ書いたり、調べたりするうちに思ったこと。もちろん今のところ思いつきにすぎないが。真弓の論が、国粋というかニッポンバイザイズムであることは、例のの内容でも、またその出版元が「新風」関連会社であることからも、ひろく知られていることだ。一方、真弓と親和性の高い母乳中心主義的なグループ、たとえば館で言及した「自然育児友の会」などは、一方で「昔から伝わってきた日育児法」てなことに拠りつつ、他方で、オリエンタリズム的というかアジア志向あるいは先住民志向?のようなものが色濃く感じられる。例えば、母乳育児業界から発して、今やその枠をこえた人気商品となっている「ベビースリング」。スリングは、もともと南米の民族が赤ちゃんを抱っこするのに一枚布を 巻きつけたのが起源といわれているようです。その後ア

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/07/30
    『アイヌ・沖縄が好まれることは多いが、その言葉を奪い文化を踏みにじってきたのが「昔ながらの日本」であることはまるで自覚されておらず、沖縄の自然環境や自然信仰に憧れることはあっても』『基地問題は見ない』
  • こんなサイトもあった - 百丁森の一軒家・別館

    以前とりあげた「西原式」をちょっと検索していて、またまたスゴイサイトにぶつかってしまった。http://www.sodatsu.com/home.html全部が全部ヘン、というわけではなく、ごく常識的な内容もあるようなのだが。まず、モンダイの西原センセイの「新日育児」という連載。これがなかなかスゴイ。正しい育児をすれば、アレルギーやアトピーはもちろん、虚弱体質や、再発を繰り返す中耳炎などを完治させることが可能です。さらに、てんかんや自閉症なども、かなり改善することができるのです。いきなりこの大風呂敷。とくに後段はおおいに問題アリだ。医学的にみて体が完成するのは、24歳ぐらいと言われています。「24歳」って、どういう根拠なんだろう。これに従えば、24歳までは妊娠も出産もNGてことか。しかしこれはまだ序の口。大人の腸に大腸菌がいてもまず問題ありませんが、赤ちゃんの腸は大腸菌などの悪玉菌も吸

    felis_azuri
    felis_azuri 2009/02/18
    『発達障害も早期離乳食と大腸菌のせいらしい』『 日本語のせいで日本の男性は脳に問題をおこしやすい・・・らしい』/何でもありだなぁ(呆)
  • きほんのき - 百丁森の一軒家・別館

    felis_azuri
    felis_azuri 2008/10/26
    コメント;『煙にまいたはずの素人からも見放されるということを考えると、その行為は全く引き合わないと思います。 』<−それでも信じる非・専門家がいると思われる。
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