無残な姿のぬいぐるみ 20歳で家出 出版後、父から電話が ツイッター上で「ホラーすぎる」「一生トラウマになる」と話題になっている絵本があります。クレヨンハウスから2003年に出版された「わかってほしい」です。 表紙に描かれたクマのぬいぐるみが、ページをめくるたびにボロボロになっていきます。「にくいんだろ」に対して「ここしかないから」とか、「しんでびびらせるか」に対し「でも あきらめない」など、相反する二つの感情がそれぞれ白と黒の文字で重なるように書かれています。 ただ「怖い」というだけで拡散させている人もいますが、この絵本が伝えたいテーマは「虐待」です。20歳まで父親から虐待を受けていたという作者に話を聞きました。 無残な姿のぬいぐるみ 真っ赤な表紙に白抜きの文字で「わかってほしい」。最初のページには、こう書かれています。 「この本を書いたのは 虐待が少しでもなくなればという思いと、自分を