整理されない混乱をそのまま文章にしたい もうすぐ60歳、還暦を目前にして思いはますます整理しがたく、私はその整理されない混乱を混乱としてそのまま文章にしたい、そんなことは可能なのか。 文字にして伝える思い、肉声で伝える思い、人に伝えずひとり持ちつづける思い——思いには大きく分けるとこの三つがあり、文字にして伝えることが思い(考え)を一番整理することになるとされているが、「整理する」というのが曲者で、文字に書く・文章にすると思っただけで、ひとりで心の中に持ちつづけた思いは厚みを失う。 思いには、それを経験したエピソードそれ自体の厚みがあるだけでなく、それが起きた季節の記憶の厚みがあり、エピソードを繰り返し思い返したそのつどの反復の厚み、あるいは逆に「この記憶は違ってるんじゃないか」という思い、それらが何重にも塗り重ねられている。 そしてさらに厄介なことに、言葉の意味するところが人それぞれで違
漫画家の春場ねぎ(@negi_haruba)さんが撮影した、スーパーでのカレーの陳列の様子が「センスある」と話題になっています。棚に箱を縦にして敷き詰めているのですが、たまにパッケージ側を見せている箱があったり、下の方は“平積み”になっていたりと本屋風になっているのです。カレーに見えない……! 本にしか見えません(画像提供:(春場ねぎさん) この陳列をしているのは、スーパーの北野エース。同店のカレー陳列は、全国でこの方式を採用しているようです。平積みは人気商品とか、「新カレー入荷しました!」とかもあるのでしょうか。 北野エース公式サイト この陳列には、「本屋にしか見えなかった」「これは見間違える…」「すごくカレーがおしゃれ」「具材別とか地方別に間仕切りが欲しい。『カシミール』とか『スリランカ』とか」といった声があがってました。 関連キーワード カレー | 書店 advertisement
“熊本城GACHI”の参加アーティスト(出典:https://twitter.com/HamazakiTakashi) 画像(1枚) FLYING KIDSの浜崎貴司が企画した熊本地震からの復興イベント『オールクマモト GACHIスペシャル in 熊本城』が10月29日に開催された。ステージには企画提案した浜崎貴司をはじめ福岡出身の藤原さくら、さらにトータス松本、吉井和哉、斉藤和義といったアーティストが集結して盛り上げた。 同イベントにゲスト参加したKUWATA BANDのリーダーで元スペクトラムの今野多久郎 (パーカッション担当)は前日、『Facebook 今野多久郎』にて会場となる熊本城二の丸広場・特設ステージでリハーサルが進むなか「二の丸広場の今日は雨…ですが、明日の晴れを確信して思わず笑顔になる大西熊本市長と私です!!」と投稿していた。彼のいう通り、当日は抜けるような青空となる。
読書がお好き? それなら今度のお休みは、アメリカ・シアトルへ出かけてみてはいかがでしょう。シアトルは全米の中でも読書人口が多い都市で、本好きをひきつけてやまない魅力にあふれています。その魅力を5つにまとめてお伝えします。 1、専門書店が充実している (C)Metsker Maps シアトルには個性的な独立系書店がたくさんあります。 レシピや食エッセイなど、「食」にまつわる本のみを置いているBook Larder(ブック・ラーダー)、アメリカンコミックとその原画を見て楽しめるFantagraphics Bookstore & Gallery(ファンタグラフィックス・ブックストア・アンド・ギャラリー)、旅の本と地図を専門に扱うMetsker Maps(メットスカー・マップス)など。 「パーティー料理のアイデアがほしい」とか、「今は旅行記が読みたい気分」とか、お目当ての本がある程度定まっていると
トップニュース「こんな書名じゃ注文できない」と書店員や一般の読者に困惑が広がる、ノンフィクション作品のとんでもタイトルとは…? 2014年の同人誌即売会「文学フリマ」で異例の大行列を生み、即完売した伝説の名作『夫のちんぽが入らない』が2017年1月に書籍として発売されることが決定した。とんでもないタイトルの新刊が出版されたことに驚きの声が上がるとともに、「文学フリマで手に入らなかった伝説の作品じゃないか!(涙)」と手に入らなかった人達から狂喜の声が上がった。 著者はブログ「塩で揉む」が人気の「こだま」。“救いようのない実話”を描きながらも、客観的かつユーモアあふれる筆致が多くのファンを生み出している。特に2014年の文学フリマで販売した『なし水』に収録されていた『夫のちんぽが入らない』で一挙に注目を浴びることに。 同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体
Tweet 中高生の文才“発掘” 朝井リョウさんが小説講評 2016年10月30日10:14 作品を講評する朝井リョウさん(右)=岐阜市司町、みんなの森ぎふメディアコスモス 岐阜県不破郡垂井町出身の小説家朝井リョウさん(27)が中高生の短編作品を講評する「めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会」が29日、岐阜市司町のみんなの森ぎふメディアコスモスで開かれ、選考された計8人が講評を受けた。 小説を書くことや図書館への関心、読書意欲を喚起しようと、市立図書館が昨年に続いて開いた。中高生を対象に原稿用紙5枚以内で作品を募り、68点の応募があった。朝井さんらが選考し、中学生、高校生の作品各4点を選んだ。 発表会では約200人の観客を前に、作者がそれぞれ作品を朗読し、朝井さんが講評。「着眼点が素晴らしく、言葉の表現が高度」「導入部分が良く、何の話なのだろうと疑問を持たせる」と作品のポ
新垣結衣さん主演の「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系、以下「逃げ恥」)と、石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系、以下「校閲ガール」)が人気を集めています。 今秋から通常の“視聴率”に加えて、1週間の録画視聴を測定した“タイムシフト視聴率”と、両方を合算して重複分を引いた“総合視聴率”という指標が生まれましたが、両作とも予想を大きく上回る数字を叩き出しているのです。 初回放送は、「逃げ恥」が視聴率10.2%、タイムシフト視聴率10.6%、総合視聴率19.5%。「校閲ガール」が視聴率12.1%、タイムシフト視聴率9.7%、総合視聴率21.1%。今期の新作連ドラでトップクラスであり、タイムシフト視聴率が1~3%程度のバラエティ番組と比較しても、総合視聴率で上回っていることが明らかになりました。 ともに華のあるヒロインで「カワイイ!」という絶賛を集め、仕事シー
柴田よしき『青光の街(ブルーライト・タウン)』早川書房 (2016/10/21)読了、感想。これは超超超超超収穫。ミステリです。 作家で探偵社の所長が主人公のサスペンスなんですが、とにかく小説技術がすごい。多視点でスピーディに場面も転換してゆくんだけど、読んでいて混乱しないしものすげえ読みやすい。 小説講座で視点や場の転換の話をすることがけっこうあるけれど、小説家志望者が複数の視点で書く場合、視点者の描き分けができていなかったり、そもそも誰の視点で書いているのかがわからないことがおおい。 小説家志望者は本書を紙の本で買って、赤鉛筆片手に、視点がかわる場所をひとつずつチェックして、どう書いてあるか、学びなおすといい。──そういう読まれかたは著者としては不本意かもしれないけれど。 とにかく、これからミステリを書こうという人には教科書のように必読の書、といってしまおう。 青光の街(ブルーライト・
読書週間(27日~11月9日)にちなんだイベントが、日田市立淡窓図書館で開かれている。11月9日(月曜、祝日は休館)まで。 蔵書約15万冊、市民の82・4%に当たる約5万6千人が登録する同館は、1日平均200人、937冊の貸し出しがあるが、日頃利用しない人が足を運ぶきっかけになればと春と秋にイベントを開催している。 館内には「人間の証明」「蒲田行進曲」など昭和の映画・ドラマの原作となった本の紹介や、古くなった図書館の本や市民が寄贈した本計約2千冊を無料配布する「図書リサイクル」など4コーナーを設けた。 「ぐうたらしている時に根性をたたき直してくれる本」「気分が落ち込んだときに明るい気持ちになれる本」「つらいときに読むと初恋の気分になれる本」など、来館者が“症状”によって選ぶ「あなたの心に処方箋」のコーナーは初めて設置。本は中身が見えない“薬袋”に入っており「新しい本と出合えるドキドキ
週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「ワンピース」のキャラクターを車体に描いたラッピング列車の運行が29日、くま川鉄道(本社・熊本県人吉市)の人吉温泉―湯前間で始まった。熊本市出身の作者尾田栄一郎さんが熊本地震の被災地支援のため発案したプロジェクトの一環だ。 午前11時過ぎに人吉温泉駅を出発したくま川鉄道の観光列車「田園シンフォニー」の車両には、ルフィやゾロ、チョッパーら「麦わらの一味」が大きく描かれ、熊本城や湯前まんが美術館など地元の風景もあしらってある。到着した湯前駅では、出迎えたファンや親子連れから大きな歓声が上がった。 鶴田正己・湯前町長はセレモニーで「ラッピング列車で皆さんの笑顔が戻り、熊本全体が元気になれば」とあいさつ。チョッパーのぬいぐるみを抱いて夫の由紀夫さん(46)と駅に駆けつけた宮崎県西米良村の中武みゆきさん(31)は「思っていた以上のすばらしさ」と感動した様子。熊本市の
カリスマと呼ばれた経営者が右往左往したり、保身に走る専務や常務が人事抗争に明け暮れたり……。巨大銀行の役員のリアルを描いた衝撃作からは、すべての組織人が学べる教訓がいくつも見つかる。 「最大の謎」が解けた 「まさかあの内部告発文書を國重氏が書いたとは、本当に驚きました」 まず、評論家の佐高信氏が言う。 「イトマン事件当時、あの内部告発文書は事件の内情を最も詳しく明かしている資料として、記者やマスコミの人間にとって必読書のようになっていたものです。私もどうにか手に入れようと方々に当たって、コピーにコピーを重ねたものを入手したのを思い出します。 当然、その告発者については様々に噂が出回りましたが、当時まだ40代だった國重氏だという話は聞こえてこなかった。それが今回明かされてびっくりしたし、その当事者が事件のすべてを明かしたのだから、強烈なインパクトがあります」 戦後最大の経済事件・イトマン事件
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