『装丁室のおしごと。~本の表情つくりませんか?~』 範乃秋春 タイトル通り、帯を含めた本の装幀デザインを扱う出版社の装丁室の物語。 今作の表紙にも遊び心たっぷり。 こういう本にまつわる物語見つけるとすぐに飛びついてしまう......。 特に製本とか表紙とかそういうものに、本当に心惹かれます。 大体、『ルリユールおじさん』のせい。 ルリユールおじさん (講談社の創作絵本) 作者: いせひでこ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/04/12 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (7件) を見る 今作には、仕事に対するスタンスが正反対の2人が登場する。 装幀は本の内容を体現する顔なのだと、物語を読み込んでデザインする本河わらべ。 一方、売れるのが第一、と原稿を全く読まない巻島宗也。 出版社同士の合併を機に、仕事の進め方の認識を統一するために2人はペアで仕事をす