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ブックマーク / shiyunn.hatenablog.com (11)

  • 『装丁室のおしごと。』 - ゆうべによんだ。

    『装丁室のおしごと。~の表情つくりませんか?~』 範乃秋春 タイトル通り、帯を含めたの装幀デザインを扱う出版社の装丁室の物語。 今作の表紙にも遊び心たっぷり。 こういうにまつわる物語見つけるとすぐに飛びついてしまう......。 特に製とか表紙とかそういうものに、当に心惹かれます。 大体、『ルリユールおじさん』のせい。 ルリユールおじさん (講談社の創作絵) 作者: いせひでこ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/04/12 メディア: 単行 クリック: 3回 この商品を含むブログ (7件) を見る 今作には、仕事に対するスタンスが正反対の2人が登場する。 装幀はの内容を体現する顔なのだと、物語を読み込んでデザインする河わらべ。 一方、売れるのが第一、と原稿を全く読まない巻島宗也。 出版社同士の合併を機に、仕事の進め方の認識を統一するために2人はペアで仕事をす

    『装丁室のおしごと。』 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2017/03/08
  • 『ルリユール』 - ゆうべによんだ。

    『ルリユール』  村山早紀 村山早紀さんの『ルリユール』ということで、きっと素敵な物語に違いないと、居ても立っても居られず単行を手に取ってしまいました。 ルリユールという名の職業 「ルリユール」という言葉を初めて私が知ったのは、絵の古屋さんで『ルリユールおじさん』という絵に出会った時。 ルリユールおじさん (講談社の創作絵) 作者: いせひでこ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/04/12 メディア: 単行 クリック: 3回 この商品を含むブログ (6件) を見る この絵もとても素敵で、是非好きの方には一度手に取ってみてもらいたいです。 RELIEUR(ルリユール)はフランスで発展した、手仕事を直す、のお医者さん。 この絵では柔らかな水彩で、小さな女の子と職人のおじいさんのやり取りや、ルリユールの仕事がとても丁寧に描かれています。 やさんにはあたらし

    『ルリユール』 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2016/02/04
    「村山早紀さんの『ルリユール』ということで、きっと素敵な物語に違いないと、居ても立っても居られず単行本を手に取ってしまいました。」
  • 「Title」に行ってきました。 - ゆうべによんだ。

    今日は東京・荻窪にある屋さんTitleへ行ってきました。 前々から気になっていたのですが、つい先日オープンしたということで! オープンしました! 朝からたくさんのお客様に来て頂き、ありがとうございます。 pic.twitter.com/8o9AFlaCig— Title(タイトル) (@Title_books) 2016, 1月 10 (この看板のデザインから色やサイズ感まで趣味にどんぴしゃすぎて、愛らしくてたまらない......) 荻窪駅北口から出て大きな通りを左に少し歩いくとお店が見えてきます。 足を踏み入れると、いろいろと新しい匂いと木の匂いが混ざって、なんだかしゃきっとする。 私が小動物だったら、耳がピン、と立っていたと思う。 それから、おもしろいものを見つけた時にするまなざし。 オープンしたばかり、ということもあって、お店の中はお客さんが多く、お店に挨拶に来た出版関係の方々

    「Title」に行ってきました。 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2016/01/12
    「見つけようと思ったわけではないのに、目の届くところにときめく本が並んでいたことにちょっぴり感動しました。きっと誰かにとってのときめく本がこの小さな本屋さんのどこかに必ずあると思うのです。」
  • 「かもめブックス」に行ってきました。 - ゆうべによんだ。

    「かもめブックス」に行ってきました。 かもめブックスは、 東京・神楽坂の駅を降りて矢来口を出てすぐのところにある、小さなカフェとギャラリーが併設された屋さん。 カフェ、ギャラリーにはかもめブックスとは別の名前がそれぞれつけられているのですが、ここではまとめてかもめブックスと呼ぶことにします。 小さなスペースながら、お店独自のセレクトはもちろんのこと、雑誌から新刊、児童書、漫画、ちょっとした文房具雑貨まで扱っていて棚を一通り眺めるだけでもすごく楽しいです。 特にいちばん奥の漫画が置いてある棚は、小さな部屋のように仕切られたスペースに所狭しと並べられているので、キラキラしたものが隠された秘密の部屋っぽくて私のいちばんのお気に入り。 何故か他のスペースに比べてあんまり人の出入りも少ないし。 kamomebooks.jp 割と最近読んだ村山早紀さんの『かなりや荘浪漫 星めざす翼』(集英社オレ

    「かもめブックス」に行ってきました。 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2016/01/11
    かもめブックスさんいいよね…。あのオレンジ文庫コラボカバー欲しい。そして、早紀先生のかなりや荘取り上げられてる。
  • 『晴追町には、ひまりさんがいる。 始まりの春は犬を連れた人妻と』 - ゆうべによんだ。

    『晴追町には、ひまりさんがいる。  始まりの春は犬を連れた人と』  野村美月 並行して読み進めている文学少女シリーズの野村美月さんの作品。 文学少女シリーズをまだ「かじった」だけの私ですが、各話の冒頭に挟まれるモノローグや全体的に軽やかながらも登場人物等身大の悩みが見え隠れするような、私の知る野村美月作品の世界観が溢れる作品でした。 大学入学を機にひとり暮らしをすることになった主人公の春近くん。 何事も上手くいかず、ホームシックになり不眠に陥ってしまう。 眠れずに夜中の公園を散歩していた時、白くて大きなサモエド犬の有海さんを連れたひまりさんと出会い、彼女の人柄の柔らかさに春近くんも心をとかしていく。 2/3は不眠の日。3/2は出会いの日。4/14はフレンドリーデー。4/27は絆の日。5/23はキスの日。5/27は小松菜の日。 そして、5/9は呼吸の日で極上の日。 特別でない日はないのだと

    『晴追町には、ひまりさんがいる。 始まりの春は犬を連れた人妻と』 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2015/10/24
  • 『“文学少女”と死にたがりの道化』 - ゆうべによんだ。

    『“文学少女”と死にたがりの道化』  野村美月 満を持して、以前から気になっていた野村美月さんの文学少女シリーズを手に取ることに。 たった2人だけの文芸部員。 かつて覆面「美少女」小説家として世間を騒がせた高校二年生の少年、井上心葉(このは)。 文字通りのページを千切ってべるいしん坊な三年の先輩、天野遠子。 三年生の天野遠子先輩は、文学部の部長で、物語をべる妖怪だ。 水を飲みパンをする代わりに、のページや書かれた文字を、美味しそうにむしゃむしゃべる。 文より 一番のご馳走は、大好きな人が思いをしたためたラブレターという遠子先輩の欲を満たすため、巻き込まれる形で校内の恋愛相談をすることになった心葉くん。 恥の多い生涯を送ってきました。 という一節から始まるように、『人間失格』をはじめとした太宰治作品を中心にお話が展開されていきます。 (太宰治作品、ほとんど読んだことないなん

    『“文学少女”と死にたがりの道化』 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2015/10/01
  • 新潮文庫nex総選挙とこっそり推したい選外作品。 - ゆうべによんだ。

    先日、新潮文庫nex総選挙の結果が発表されました。 新潮文庫nex総選挙2015 | 新潮文庫nex 全作品読んだわけでは無いですが、ほんのりレーベル追っかけしている私にとって、選外にも読んでもらいたい作品がいくつかあって、どうせなら作家ごと推して記事にしてしまえ!  ということで。 新潮文庫nex総選挙って? 新潮社がライトノベルではない、キャラクターノベルレーベルとして立ち上げた新潮文庫nex。 フォントや紙の質にもちょっとしたこだわりがあるようで、新潮文庫nexの紙質、なんていうか、つるひたっとしているのです。 そんな新潮文庫nex創刊一周年に際して、Twitterによる投票と実際の売り上げをもとに順位を付けたものが新潮文庫nex総選挙。 投票よりも、実際の売り上げの比重を大きくしてあるみたいです。 もしかしたら毎年行われるイベント、のようになっていくのでしょうか……。 新潮文庫ne

    新潮文庫nex総選挙とこっそり推したい選外作品。 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2015/09/27
  • 『二度めの夏、二度と会えない君』 - ゆうべによんだ。

    『二度めの夏、二度と会えない君』  赤城大空 アニメ化した『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』と同じ著者さんの作品。 タイトルとか表紙とか帯とか、雰囲気に惹かれて。 特に帯。 ——好きだなんて、言わなければよかった。せつない小説好きの私、キャッチ。 刊行当初から私の中で存在感を放っていながらも、手に取ろうかどうか迷っていたのですが、なんていうか、夏が来たので……つい……。 主人公の篠原智は森山燐への告白をなかったことにしたくて、二度めの夏を繰り返すことになるのですが、思いを巡らせる余地があって、しばらく余韻に浸りながらゆるゆるといろいろ考えてしまいました。 お話の構造ではなくて、思いを告げられた燐の気持ちについて。 ※内容に触れています。ネタバレを避けたい方、未読の方はご注意ください。 いわゆる一度めの世界で、思いを告げた智に対し、病室でそう遠くはない自らの死を悟る燐は今までに見せた

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    fiblio 2015/07/29
  • 『文句の付けようがないラブコメ』 - ゆうべによんだ。

    『文句の付けようがないラブコメ』  鈴木大輔 すっかりライトノベルの棚もじっくりと目を光らせて回るようになった私。 そんな中、帯の「セカイでいちばん泣けるラノベ、開幕」というあおりを受けて、手にしてみることにしました。 実際に泣けるお話かどうかというよりも、そんな切なさだったり悲しさだったりことばにしきれない感情を、どのように表現しているのかとても興味があるのです。 もしかしたら、大切にしたい世界観だったり、劇的なひとことが眠っているかもしれないと思うと、読まずにはいられなくて。 ※以下、内容に触れています。ネタバレを避けたい方、未読の方はご注意ください。 神様の生贄として連れてこられた主人公の桐島ユウキが、世間知らずな神様、神鳴沢セカイにプロポーズをする場面から始まるこの作品。 そんな2人の生活が始まる物語の前半は、不器用で大胆なセカイのアプローチをユウキがさらりと交わしてしまい、どこと

    『文句の付けようがないラブコメ』 - ゆうべによんだ。
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    fiblio 2015/07/12
  • 手書きの帯がずるい「ナツヨム2015」と、もしも私が選ぶなら。 - ゆうべによんだ。

    ラッコのキャラクターが印象的な、出版関係者が共通のテーマをもとに作品を選ぶナツヨム。 今年のテーマは「音」 。 各出版社が行っている夏の文庫フェアとはひと味違う観点で文庫が集められていて、とにかくフェアの棚の前に立ってどんな作品が選ばれているのか見てみたくて、いつもお世話になっている大型書店の棚に並べられるのを今か今かと心待ちにしていました。 ナツヨムフェアの詳しい内容や開催店舗については下記のTwitterやFacebookの公式アカウントにてお知らせしているみたいなので、是非足を運んでみてください! ◇「音」をテーマにあれこれ。 出版関係者、それこそ編集者さんから書店員さんまで、生業としてに携わる方たちが選んだということもあって、私の普段触れないような作品がたくさん含まれていてとても新鮮でした。 今年は「音」がテーマということもあって、音楽を題材にした小説が並んでいるところまではな

    手書きの帯がずるい「ナツヨム2015」と、もしも私が選ぶなら。 - ゆうべによんだ。
  • 『君の膵臓をたべたい』 - ゆうべによんだ。

    『君の膵臓をたべたい』  住野よる タイトルに惹かれて。 時々、なんとなく素敵なタイトルだな、と思って衝動的に小説を手にすることがあるのですが、このを手に取ることができて当に良かったです。 グロテスクな意味合いではなくて、このタイトルを見た時、少しでもなんとなく良いかも、と思った方はぜひ読んでみてもらいたいです。 気になる方はこちらの記事も読んでみてほしいです。 住野よる『君の膵臓をたべたい』それは彼女が教えてくれた「生きること」への問いかけ - 積読書店員のつくりかた こちらの記事でも触れられているように、『陽だまりの彼女』や『忘れないと誓った僕がいた』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の雰囲気が好きな方ならきっとこの作品も気に入っていただけると思います。 その中でもあえて順番を付けるのなら、私はこの作品の雰囲気が一番好きです。 ◇【秘密を知ってるクラスメイト】の僕と、正反対の

    『君の膵臓をたべたい』 - ゆうべによんだ。
    fiblio
    fiblio 2015/06/24
    なんとピッタリな表現。「『友達』や『恋人』という肩書きが欲しいのではなくて、恋でも愛でも、好きでも嫌いでもなく、君の膵臓をたべたい。」
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