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ブックマーク / dice-x.hatenadiary.org (6)

  • 思考錯誤 - 卒論の最低限の要件は「文章を書く」ことである

    うちの大学では年明け早々が卒論提出〆切であるので、例年この時期は添削に追われるわけですが、今年はいつもより相当多く赤を入れておりまする。 毎年、ネタはなかなか見るべきものがあるのですよ。 20人中5人前後は、ちゃんとした文章に直せれば、学会発表か、場合によっては学会誌に投稿できるようなものがある。 ただ、その前提条件=「ちゃんとした文章に直せれば」がものすごく大きなネックなのだ。 ちゃんとした文章になっていないものが多すぎるのですよ。 たとえば、一次草稿の場合、これくらい赤を入れなきゃならない。 二次草稿だと、ちょっとマシ(になってるかね、ホントに?) これまでは半ばあきらめて、添削は最低限にしてました。 だって、添削してるうちに、自分の論文の1や2書けるもの。 しかし、やっぱりネタとしてあまりに惜しいのだ。 そういうわけで、今年はゼミの卒業論文集を自費出版することにしました。 印刷に

    思考錯誤 - 卒論の最低限の要件は「文章を書く」ことである
  • 思考錯誤■卒論のテンプレート

    ゼミ生諸君、辻ゼミのテンプレとはちょっと違うが、ここ↓読んどくように。 http://d.hatena.ne.jp/inainaba/20051208/1134063745 ちなみに、こういうテンプレを示すと、まんま目次立てに「1章 問題提起」「2章 先行研究の概観」とか書いてくるやつがいるが、こういうのはあくまで内容のテンプレであって、形式のテンプレじゃないからね! それから「男女差があるということがわかった」とか「増加するという傾向が認められる」とか、「という」を多用するのはやめてくれ。「男女差があることが」「増加する傾向が」でよろしい。 あと、接続詞を正しく使ってくれ。「しかし」を「さて」「一方で」の意味で使うな。「そして」「そして」でつなげていくのはやめろ。 文章のかたまりを並べただけの構成もやめてくれ。前の段落・節・章とどうつながっている/いくのか、接着剤にあたる文をちゃんとつけ

    思考錯誤■卒論のテンプレート
  • 「安心」のモニタリング - 思考錯誤

    関西の私鉄で次のようなサービスが開始されるそうだ。 (元ネタのプレスリリース:http://www.surutto.com/about/release/p051115.pdf) あんしんグーパスは、……小中学生が対象で、阪急電鉄、能勢電鉄、京阪電車のPiTaPaに対応した路線で利用可能。自宅最寄り駅と学校や塾のある駅を登録すると、往復の改札通過のタイミングで計4回のメールが保護者の携帯電話に届く仕組みだ。 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/11/15/9863.html んで、正式サービス開始に向けてモニター調査をやったらしい。 スルッとKANSAIとPiTaPaグーパスでは正式サービスに先駆け、9月から雲雀丘学園小学校(兵庫県宝塚市)と日能研関西でモニター試験を実施。アンケート結果では97%の保護者が「安心した」と回答した

    「安心」のモニタリング - 思考錯誤
  • パオロ・マッツァリーノさんに最接近遭遇 - 思考錯誤

    しそびれた...... さっき会議が終わって研究室に戻ってきたら、ドアに貼ってある袋に、パオロさんの新著が入っていた。 そこにメモが同封されておりまして。 「私、パオロ・マッツァリーノと申します。」 ! 大阪に来られたので、研究室に立ち寄ってくださったとのこと。 ご人にお会いする千載一遇の機会を逃したということか...... ○| ̄|_ 会議のバカ...... 昼休み中の会議に出かけるため、研究室フロアのエレベータに乗り込んだとき、入れ違いに降りてこられた人がひょっとしてパオロさんだったのかもしれぬ。エレベータが開いたとき、イタリアの薫りがしたし(嘘) それはともかくとして、新著ご恵投ありがとうございました。 また、わざわざご来訪いただいたのに、不在にて失礼しました。 いつの日にかお会いできることを祈念しております。 反社会学の不埒な研究報告 作者: パオロ・マッツァリーノ出版社/メーカ

    パオロ・マッツァリーノさんに最接近遭遇 - 思考錯誤
    flak
    flak 2005/11/11
  • 思考錯誤 - 母親毒殺未遂事件とリアリティ・ブログ

    事件そのものについては別に言いたいことはない。 ブログで「毒殺日記」をつけていたのは現象面での新しさにすぎず、ある意味では「ありふれた」少年犯罪であるだろうと思うし。 私が気になるのは(メディア論的な言い方をすれば)事件の「受容空間」の変質とでも言うべきものだ。 マスメディアの報道も、ネット上での消費のされかたも、おおむね相変わらずだが、そのなかで引っかかった(というか軽く衝撃を受けた)のは、極東ブログの次のエントリだ。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_42ce.html これ自体は鋭い文芸批評のように「おもしろい」――不謹慎な言い方かもしれないが――読みではないかと思う。 また、この読みの内容について、どうこう言いたいわけでもない。 内容はどうであれ、こういう「おもしろい」読みが提示されることによって

    思考錯誤 - 母親毒殺未遂事件とリアリティ・ブログ
  • 思考錯誤 何でこうなるの? データの妥当性議論から情報戦へ

    山形さんと室井さんのこの論戦である。 http://cruel.org/other/smoking.html http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2005/10/post_1e9e.html タバコの害は科学的に実証されているか、という論戦のようにも読めるかもしれない。 違う。 (実証されているか否かも含めての)「語り口」をめぐる論戦だ。 「メディアリテラシー」や「リサーチリテラシー」をもちだす語り口の陥る隘路の典型例と言ってもいいのではないか。 鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書、2005年)から改めて引いておきたい。 「データ」と称するものが、いかにいい加減かつ恣意的な推論によって導き出されたものであるかについての批判は、これまでにも様々になされてきた。しかし、……「データ」に対する反証を行うだけでは、今度はその反証自体が別

    思考錯誤 何でこうなるの? データの妥当性議論から情報戦へ
    flak
    flak 2005/10/04
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