さて今父親がこちらに遊びに来ており、毎日観光に連れまわらなければならないので、なかなかネットに興じるのもままならないわけですが。 頼んで持ってきてもらった山本一郎『俺様国家”中国の大経済』文春新書ISBN:4166604694観光バスの中で読む。うーん、はっきり言っていろいろツッコミどころがあるかも。特に、経済統計の問題については先日の16.8%上方修正の件もあり、一応プロパーとしてのまとまった見解を示しておく必要を感じている。それも含めて細かいツッコミはまた改めてということにして、ここでは全体についての大まかな感想をば。 この本における切込隊長の中国・中国経済に対するスタンスは、次の二点に要約されるだろう。 1.中国とは、統計の信用性の問題を含め、とにかく不確実性の高い(デタラメな)国家(経済)である。 2.日本(政府・企業・消費者)は、このような中国(経済)のデタラメぶりをよく認識した