東京都調布市の市立富士見台小学校で昨年12月、給食直後に食物アレルギーのある5年生の女児(当時11)が死亡した事故について、市教委の検証委員会は12日、学校側のミスの連鎖が事故につながったとする報告書をまとめた。 報告書によると、担任教諭は、女児がお代わりを求めた際に、食べられない食材が記入された一覧表を確認しないまま、アレルギー源になるチーズが入った料理を渡していた。 また給食後、女児が「気持ちが悪い」と訴え、顔が紅潮し、呼吸が苦しそうだったのに、担任は女児が「打たないで」と言ったため、食物アレルギーによるショックを抑える自己注射薬「エピペン」を打つなどの対応をとらなかった。養護教諭もぜんそくの症状と思いこみ、最終的に校長がエピペンを打ったのは、女児が症状を訴えてから14分後だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方