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ブックマーク / aspara.asahi.com (2)

  • アピタル_内科医・酒井健司の医心電信_【第59回】 牛レバ刺し禁止は、より大きなリスクがあるとわかったから

    品衛生法に基づき、生用の牛レバーの飲店での提供が7月1日から禁止されます。 以前はO157などの腸管出血性大腸菌は腸管内にいて、内臓を取り扱う過程でレバーに付着するものと考えられていましたが、はじめから腸管出血性大腸菌がレバー内部に入り込んでいることが新たに確認されたのがその理由の一つです。腸管出血性大腸菌に感染すると、人によって症状に差はありますが、腹痛、下痢、血便を起こし、溶血性尿毒症症侯群や脳症などの重い合併症を伴って死亡することもあります。 リスクを承知で美味しいものをべたいという個人の権利との兼ね合いもあり難しいところですが、規制はやむを得ないと私は考えます。そう考える理由はいくつかありますが、その一つは腸管出血性大腸菌は二次感染を引き起こしうることがあります。リスクを承知の上でべた人だけが病気になるなら自己責任と言えますが、便などを介して周囲の人にも感染させる危険が

    flasher_of_thought
    flasher_of_thought 2012/06/25
    「レバ刺しを食べたいのであれば、食文化を守ろうとかレバ刺しは美味しいとか言うのではなく、まずそのリスクについて学び、周知することからはじめるべきではないでしょうか。」社説として掲載するべき良記事。
  • アピタル_内科医・酒井健司の医心電信_【第6回】 日常語と医学用語の違い

    今回は、普通の人が使っている日語と、医療従事者が使っている用語がしばしば異なるという話をします。見るからに「専門用語」という言葉はまだいいんです。たとえば、「特発性門脈圧亢進症」なんて言葉だと、説明するほうも「これはわかりやすく説明しないと伝わらないな」ということがわかっていますから。一見、専門用語っぽくなくて、しかし実は専門用語だった、なんて言葉が要注意です。 有名な例では「頻回(ひんかい)」。「回数が多い」という意味です。私は数年前まで、「頻回」が医学用語であると知りませんでした。普通の日語だと思っていたのですが、確かに、国語辞典にはあまり載っていませんし、パソコンでも変換してくれません。たとえるなら、「全国共通語だと思っていた言葉が実は方言だった」ようなものです。意味が正しく伝わらない可能性があるので、「頻回」という言葉は、基的には、患者さんへ説明には使えません。 「清潔」「不

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