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ブックマーク / d.hatena.ne.jp (314)

  • それから光がきた。 - kananaka日和

    2010年12月9日14時33分。 くはっと声にならない声をあげ、カノジョはこのセカイで最初の光を見た。まだ像を結ばぬ瞳を全身の感覚器官で補って、確かに感じとっていた。このセカイの眩(まばゆ)さを、このセカイを充たす音の海を、このセカイに吹く乾いた風を、このセカイに蠢くものの気配を、そしてハハの胎内にいた時に想像もしなかったセカイが、ここに在ることを。 カノジョはもう一度、かはっと小さく咽せ、そうして小さく声をあげてみた。心許ない少しかすれた声で、初めて使う器官の感触を確かめるように。 ワタシはそれを遠くで聞いた。術中の失血量が影響し、血圧が降下し意識が朦朧としていた*1。無影燈の光の中をレーザーメスの白煙と肉を焦がす臭いが立ち、悪心と呼吸困難の中、吾子は苦しくはないかと案じつつも、水底に引き込まれるようにまぶたは重かった。 「そのまま寝ちゃっててもいいよ〜」 若い執刀医*2が、ベテラン看

    それから光がきた。 - kananaka日和
    florentine
    florentine 2011/01/18
    おめでとうございます! ヒカルさん、ようこそこの世界へ☆ もだした夜の暗闇のときも、貴女を生み、さいしょに出迎えてくれたひとの「言葉」がその耳に、胸の内に、たえず安堵の守りとなり木霊しますことを。
  • 「俺の邪悪なメモ」跡地

  • The Red Diptych

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 The Red Diptych

    florentine
    florentine 2010/12/09
    「特にジーン・ウルフとか好きな人は、絶対に読むべき。予備知識とかない状態で」こう書かれてしまっては読むしかないっ!
  • 裸体描いたら?(回文) - Tres tristes tigres...

    あの有名作家のパクリ・トレースを暴く(笑)! ヴェネチアの画家であるティツィアーノ氏が、カメリーノ公グイドバルド・デッラ・ローヴェレ氏の注文を受けて制作した絵画が、別の画家が描いた絵とあまりにも酷似しています! 問題の作品。 同じくイタリアの画家ジョルジョーネ氏の《眠るヴィーナス》。 左おっぱいを基準に重ねてみます。 注:検証用にPhotoshopで色を変えてあります。 右おっぱいの位置が大きくずれているものの、体の輪郭線、陰部を左手で隠す仕草など、トレースの可能性が極めて高いと言えますね。しかしジョルジョーネ氏の方は寝ぼけて股ぐらを掻いているようにしか見えませんが、ティツィアーノ氏の方は陰部を隠しつつも挑発的な視線を送っており、こういう女性にxxxをxxxされた(ry。ただジョルジョーネ氏が腋フェチの諸君への配慮を見せているのに、ティツィアーノ氏はそれを全く無視してしまっているのです。

    裸体描いたら?(回文) - Tres tristes tigres...
    florentine
    florentine 2010/12/09
    そうそう、そのジョルジョーネはちょっと鑑賞者への目配せ感が足らないよね。ティティアンせんせは「貴方、おわかりですよね?」感ありありですがw そうか、腋フェチってのもあるんですね。勉強になりました。
  • ウンデル教授「うんこの話をしよう」 - 蝉コロン

    動物ゾウのうんこは未消化の植物が多く含まれているのでフンコロガシが喜ぶ。野うさぎは一回で十分な消化ができないので自分のうんこう。同様にモルモットも糞する。ニワトリは腸内細菌がビタミンをつくってくれるのでやはり自らのフンをついばむ。ウマが馬房で糞してるのは暇すぎるからだ。ヘラジカやガゼルの母親は仔の糞尿をう。匂いを残さないため。 公園で犬の落とした糞からメタンガスを集めてガス灯の燃料に。うんこキレイ。セセリチョウの幼虫はうんこを5フィートくらい遠くまで飛ばす。人間でいえば240フィート(73メートル)飛ばすくらいのウン擲パワー。20年くらい前に野毛山動物園のサル(チンパンジーだったかな)が、僕のすぐ横にいた外国人旅行者にうんこを投げつけた。ブロンドヘアーの女性であった。今はアクリル板があるはず。5年くらい前に川端通三条付近で早朝、カラスが大量に飛んでいてフン落とされたらかなわんなーと

  • バナナと胡桃のソーダブレッド - 料理は科学&愛情

  • 確定申告用 「医療費控除ノート」 テンプレートを配布します - 蟹亭奇譚

  • 職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記

    山下洋輔の新刊エッセイ「ピアノ弾き即興人生」を読んだら、おもしろいくだりがあった。 音楽を職業としていると、どうしても音楽を普通に聴くことはできなくなる。それゆえテレビから流れるちょっとした音楽にも苛立ってしまうというお話。どんな音楽であれ、耳に入ってくると、つい批評したり、なにかをそこから学ぼうとしてしまうという。落語やNHKの「ラジオ深夜便」といった人の言葉を誘眠剤代わりに聴くときがあるけれど、音楽ではそうはいかない、眠るどころではないらしい。 たとえば、昔の歌謡曲でも、六〇年代ヒットパレードでも、モーツァルトでも、聴こえたとたんに神経がピリピリする。「そうか、こういう風に曲を作っていたのか」「この編曲はどうなっているのか」「この曲が作られた背景にはどういう社会的音楽的状況があったのだろう」などと要らぬ考えに迷い込む。そのうち、自分の知識の無さに情けなくなったりして、安らかに眠るどころ

    職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記
    florentine
    florentine 2010/11/17
    まあ、なんとなくはわかるけど。でも「小説を執筆したあとに、他人の小説をがむしゃらに読む生粋の小説馬鹿」って最高じゃん! 嫉妬しても苦しくても、わたしには「読書」はやっぱり快楽だなあ。
  • 海は巨大ウイルスでいっぱいだー - 蝉コロン

    科学, ウイルスここ数年、巨大ウイルスの存在がちらほら報告されている。巨大ウイルスはただおっきいだけじゃない - 蝉コロン ウイルスに感染するウイルス - 蝉コロン 一般的に言ってウイルスは、ゲノムサイズが小さく最低限の遺伝子セットしか持っていない。複製には宿主細胞の機構を利用するので、自分自身はわりとコンパクトにまとまっている。遺伝子10個とかそんな感じ。B型肝炎ウイルスなんて全長3kbくらいで遺伝子4つ。こんなシンプルな(ように見える)構造のウイルスをなかなか排除できないってのも一つの興味ではあるけれども、今回は巨大ウイルスの話。 ゲノムサイズ最大のウイルスであるミミウイルスの仲間、ママウイルスは淡水に棲むアメーバに感染するウイルスで、ゲノムサイズ1200kbで1200個以上の遺伝子を持っている。どうですHBVと桁違いすぎでしょう。で、こういうでっかいのは極めてレアなケースなのか、ある

  • アップル・シャルロット: Apple Charlotte - 料理は科学&愛情

  • ジャン・ジュネの「泥棒日記」と自分史 - 腐フェミニスト記-801 Feminist Diary-

    日記パフスクールの自分史講座を毎回楽しみにしている。 講師の沢部さんの人柄もあるんだろう。とても、おだやかで、がっしりしていて、たっぷりとした2時間だ。 わたしは、過去の自分の体験というものをどう「意味づけ」したもんかと考えていた。まぁ、それが、アダルトチルドレンでもいいし、サバイバーでもいいのかもしらん。けど、なんか、ちげーなぁと思いながら、フェミニズムなんかのを読んでいると、「そのことばによって、ある経験を再構築」する力について自覚的になってくる。 安易に再構築なんかされたくねーや。と思って、ぼんやりしながら、過去を思い出すと、それはそれで、恨みと呪いと罵声と憎しみしかないんである。 ジャン・ジュネはだから、すごいなぁ。過去の自分を自分で、徹底的な意志のもの救いにいってる。 わたしがこうして書いている日記は、たんに文学的な気晴らしであるだけではない。わたしの過去の生涯がわたしに差し出

  • 1989年と「インスタント・ヒストリー」 - Danas je lep dan.

    昨日は帰りが遅くなったから何も書けなかったけど,NHK辺りでやっていたベルリンの壁崩壊の特集は見た。といっても飯かきこみながら少しだけだけど。 幾つもの証言が交錯する。男性が監視される屈辱を,女性が拷問の痛みを訴えれば,シュターズィのお偉方だったひとが,人びとを強制的に情報提供者に仕立て上げていたとの西側の非難は誇張されたものであり実態はぜんぜん違う,と不満げな顔で言う。 東独がどういう国家だったのかについて。旧西独の一方的な見方がなされている箇所は当然あるだろう。そういった状況への異議申し立ては続けられている。そのひとつの形態が「オスタルギー(Ostalgie)」だ。二つのドイツ―1945-1990 (ヨーロッパ史入門)作者: メアリー・フルブルック, 芝健介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/10メディア: 単行Amazon.co.jpで詳細を見る東欧の20世紀作者: 高

  • 「BL」と「やおい」は同じではない(なかった?) - さかさまつげ

    宇野常寛氏が、自分をふくむ東浩紀氏周辺の若手評論家たちをモデルに書き始めたばかりのやおい小説『AZM48 the after story』をめぐって、ツイッター上で議論になっていた。発表媒体が、東さんが主宰する(…でいいのかな?)出版社のサポート会員に配布される会報とあって、今の時点では読んでいる人がかぎられるせいか、議論はさほど広がることなく小休止している印象。会員番号450番であるところの僕(笑)は問題の作品(連載第1回。A4見開き2ページ)を読みましたが、まあ今の時点ではなかなか言いがたいな、という感じ。強いて言えば、性行為がたんに肛門に指なり一物なりを挿入すること、に切り詰められており、快楽を与える/与えられる者のあいだの優劣を決定する行為に過ぎない時点で(快楽を与える側の官能は一顧だにされないんだよね)、BLでもなければやおいでもないかな、という印象はあります(だからといってつま

  • 茶話会「チャリTEA」 - 料理は科学&愛情

    florentine
    florentine 2010/09/06
    「紅茶、中国茶、日本茶、抹茶などの試飲を兼ねてちょっとした料理を召し上がっていただきながらの歓談。参加費ワンコイン500円を財団法人「日本盲導犬協会http://www.moudouken.net/index.php」に寄付するというもの」
  • 長唄「菖蒲ゆかた」(あやめゆかた) - 料理は科学&愛情

  • 或る小さなスラヴ人の懊悩――チェコ民族再生運動について - Danas je lep dan.

    18世紀後半から展開されたチェコ民族再生(české národní obrození)運動についての包括的な書籍が出版されていたので,読んだ*1。なので感想のようなものを。チェコ民族再生運動――多様性の擁護、あるいは小民族の存在論作者: 石川達夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/05/28メディア: 単行クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 書は歴史の分野を扱っているが,著者はスラヴ文化論が専門だという*2。なので,歴史研究だと思って読んだらその筆致の違いに若干戸惑うことになる。 書は4部構成になっており,それぞれの部に2章が含まれる。第I部「チェコ民族再生運動の前提と歴史」(pp.47-182)では,チェコにおいて民族再生運動が展開するその前提条件と運動の歴史について,中世にまで遡って概観される。第II部「チェコ民族再生運動期の文化と表象」(pp.

    florentine
    florentine 2010/09/02
    あとで
  • ルネサンスのセレブたち

    ルネサンスのセレブたち

    florentine
    florentine 2010/08/28
    「ルネサンスの才人ピコ・デッラ・ミランドラ ( Pico della Mirandola ) とアンジェロ・ポリツィアーノ ( Angelo Poliziano ) 毒殺説」/そ、そんな説が…。あのフィチーノがまさか…!?小説かく身としてはドラマすぎてなんともはや
  • T-BOX Mix展! - 画家の死後 : yokonaitoの生前日記

    florentine
    florentine 2010/07/28
    「小説家、村上龍さんの「コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)」の装丁画を描かれている小山さんも展示」
  • ルネサンスのセレブたち

    florentine
    florentine 2010/07/17
    ローマ、いきた~い!!(あ、サンドロ・ボティチェッリも没後500年ですよ~。フィレンツェお祭りないのかなあ?)
  • ルネサンスのセレブたち

    ルネサンスのセレブたち