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ブックマーク / blog.tokumaru.org (27)

  • ヤフー株式会社様に「秘密の質問と回答」に関して要望します

    拝啓、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のご高配を賜り、あつくお礼申し上げます。さて、さっそくですが、表題の件についてお願いがあり、ご連絡差し上げました。 私は東京都品川区在住の貴社サービスの一ユーザーです。Yahoo! IDの登録が2001年3月、Yahoo!プレミアムは2003年 2月からですので、十年来のユーザーと言うことになり、現在はヤフオクやYahoo! Boxを利用しております。どうぞ、お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。 さて、ご連絡差し上げたのは、表題に述べたように「秘密の質問と回答」に関する要望です。と言いますのは、報道などで「秘密の質問と回答」が漏洩したことを知ったからです。 ヤフーは23日、今月16日に不正アクセスで流出した「ヤフージャパン」のID2200万件のうち、約149万件についてはパスワードと、パスワード変更のために使う「秘密の

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    fm315 2013/05/24
  • eBook Japanの発表資料に見るパスワードリスト攻撃の「恐ろしい成果」と対策

    eBook Japanに対する不正アクセスについて、詳細の発表があり、いわゆる「パスワードリスト攻撃」であることが発表されました。 前回のご報告までは「複数のIPアドレスからログインページに対して機械的に総当たり攻撃等を行う大量アクセス行為(ブルートフォースアタック)」とご説明しておりましたが、詳細調査の結果、「不正の疑われる複数のIPアドレスからログインページに対して、予め持っていたログインIDとパスワードの適用可否を試行する大量アクセス行為」であることが判明いたしました。 つまり、大量アクセス行為を仕掛けてきた者は、当社以外の他のサービスなどで他のサービスのログインIDとパスワードを不正に入手し、ユーザーがログインIDとパスワードを共通に設定している可能性を狙って当社サービスに不正にログインしようとし、上記件数についてはログインに成功してしまったということです。 そのように判断した根拠

    eBook Japanの発表資料に見るパスワードリスト攻撃の「恐ろしい成果」と対策
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    fm315 2013/04/10
  • PHPのdisplay_errorsが有効だとカジュアルにXSS脆弱性が入り込む

    先に、「CVE-2008-5814を巡る冒険」にて、CVE-2008-5814脆弱性があるとdisplay_errorsがOnの環境下でXSS脆弱性となる場合があることを説明しました。しかし、display_errorsがOnの環境下ではCVE-2008-5814脆弱性がなくても、XSS脆弱性となる場合がしばしばあります。 これは、display_errorsによるエラーメッセージ表示がHTMLエスケープされていないことが原因です。簡単なサンプルを以下に示します。 <?php ini_set('display_errors', 1); // display_errorsを有効にする $a = array(); // 配列の生成 $index = $_GET['x']; // 配列のインデックスを得る $b = $a[$index]; // 配列の要素にアクセス このスクリプトに、x=<sc

    PHPのdisplay_errorsが有効だとカジュアルにXSS脆弱性が入り込む
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    fm315 2013/04/04
  • 自己流のSQLインジェクション対策は危険

    HTMLエスケープの対象となる < > & " の4文字は、文字実体参照に変換された後、preg_replace関数でセミコロンを削除してしまうので、中途半端な妙な文字化けになりそうです。 一般的な原則としては、データベースにはHTMLの形ではなくプレーンテキストの形で保存しておき、HTMLとして表示する直前にHTMLエスケープする方法で統一することで、上記のような文字化けやエスケープ漏れをなくすことがよいでしょう。 脆弱性はないのか このsanitize関数に脆弱性はないでしょうか。上表のように、バックスラッシュ(円記号)を素通ししているので、MySQLや、設定によってはPostgreSQLの場合に、問題が生じそうです。以下、それを説明します。以下の説明では、MySQLを使う想定とします。 以下のように、ログイン処理を想定したSQL文組立があったとします。 $sql = sprintf(

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    fm315 2013/02/24
  • IE6,7,8のゼロデイ脆弱性(CVE-2012-4792)の対処法

    昨年末に、Internet Explorer(IE)のゼロデイ脆弱性(CVE-2012-4792)が発表されました。既にこの脆弱性を悪用した攻撃が観察されているということですので、緊急の対応を推奨します。 概要は、Microsoft Security Advisory (2794220)にまとめられていますが、英文ですので、JVNのレポート「JVNVU#92426910 Internet Explorer に任意のコードが実行される脆弱性」をご覧になるとよいでしょう。 影響を受けるシステム: Internet Explorer 6 Internet Explorer 7 Internet Explorer 8 想定される影響: 細工された HTML ドキュメントや Office ファイル等を閲覧することで、任意のコードが実行される可能性があります。 対策方法: 2012年12月31日現在、

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    fm315 2013/01/01
  • スマートフォンアプリケーションでSSLを使わないのは脆弱性か

    このエントリでは、スマートフォンアプリケーションの通信暗号化の必要性について議論します。 はじめに 先日、スマートフォンアプリケーションのセキュリティに関するセミナーを聴講しました(2月8日追記。講演者からの依頼によりセミナーのサイトへのリンクをもうけました)。この際に、スマートフォンアプリケーションの脅威に対する共通認識がまだないという課題を改めて感じました。その課題を痛感できたという点で、セミナーは私にとっては有益でした。 このため、当ブログではスマートフォンアプリケーションの話題をあまり取り上げていませんでしたが、今後は、とりあげようと思います。まずは、スマートフォンアプリケーションでは暗号化を必須とするべきかという話題です。この話題は、前記セミナーでもとりあげられていました。 暗号化の目的は何か まず、暗号化の必要性を論じるためには、暗号化の目的を明確にする必要があります。前記セミ

  • PHP5.4のhtmlspecialcharsに非互換問題

    第3引数を指定していない場合の影響前述のように、htmlspecialchars関数の第3引数を指定していない場合、PHP5.3までは、文字エンコーディングがISO-8859-1が指定されたとみなされます。この場合、入力内容にかかわらず不正な文字エンコーディングと判定されることはありません。したがって、文字エンコーディングのチェックが働かない代わりに、エラーになることもありませんでした。 これに対して、PHP5.4の仕様により文字エンコーディングがUTF-8とみなされた場合に、Shift_JISやEUC-JPの2バイト文字が入力されると、高い確率で「UTF-8として不正」というエラーになり、htmlspecialchars関数の出力は空になります。つまり、プログラムが正常に動作しません。 htmlspecialchars関数の第3引数を指定しておらず、内部文字エンコーディングがShift_

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    fm315 2011/11/07