シンガー・ソングライター、音楽プロデューサーとして、日本の大衆音楽の一つの道筋を作った大滝詠一(おおたき・えいいち、本名・大瀧栄一)さんが死去したことが31日、分かった。65歳。葬儀日程は未定。所属レコード会社によると、30日夕、東京都の自宅で倒れ病院に運ばれたが、解離性動脈瘤(りゅう)のため死亡した。警視庁によると、家族は「リビングでリンゴを食べていて突然倒れた」と話しているという。 岩手県奥州市出身。1968年早大入学後、細野晴臣さん、松本隆さんらと、日本語のロックを歌う「はっぴいえんど」を結成。自身のレーベル「ナイアガラ」を設立するなど音楽制作者の新たなスタイルを生み出した。 80年代には、「A LONG VACATION」がレコード大賞ベストアルバム賞を受賞し、「君は天然色」「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」が注目を集めた。 楽曲提供やプロデュースも行い、シュガーベイブ「SON