今年、日本で激安衣料メーカー、ユニクロが著名なファッション・デザイナー、ジル・サンダーと提携したことが話題になったが、アメリカではもう何年も前から同様の戦略でユニークな商品を売ってきた店がある。ターゲットだ。 1流デザイナーの商品を 驚くような低価格で販売 ターゲットは、いわばデパート・チェーン。だが、日本のデパートのような高級感はなし。飾り気のない巨大な店舗には、家具から衣服、おもちゃ、化粧品まで、ありとあらゆる商品が並ぶ格安デパートだ。全米に構える店舗は何と1750店。4300店舗を構えるウォルマートには及ばないが、アメリカではどこでも見かける店で、ウォルマートの強敵とされている。 ただし、安価だけを売りにするウォルマートとは、一線を画している。有名な建築家がデザインした家庭製品、一流のファッション・デザイナーが手がけたファッション・ラインなどを独自で開発し、それを驚くような安い値段で