首都はウラン・ウデ(人口43万4000人[1])。シベリア連邦管区に属していたが、2018年11月に極東連邦管区へ移管された[2]。北はイルクーツク州、東はザバイカリエ地方、南はモンゴル国、西はトゥヴァ共和国と接する。 国土の8割以上がバイカル湖北部のバイカル山脈やヤブロノヴイ山脈などの山岳地帯に位置している。 ブリヤート共和国の位置 元々はモンゴル系のブリヤート人の居住地であり、伝統的な牧畜などが営まれていた。政治的には1206年にモンゴル帝国のチンギス・ハーンに服属し、以後は各部族が歴代のモンゴル高原の支配者に服属していた。 16世紀になると金と毛皮を求めてバイカル湖から東進してきたロシア帝国の領域に組み込まれた。1666年にウダ川の河畔にできた要塞はヴェルフネウジンスク(後のウラン・ウデ)と名付けられ、地域の中心となった。1689年に清との間で締結されたネルチンスク条約により、この地