先月末の噴火で新たにできた火口から勢いよく出る噴煙(10日午後2時21分、神奈川県箱根町で、読売ヘリから)=秋月正樹撮影 先月末の噴火で新たにできた直径20メートルほどの火口から、泥水や蒸気が勢いよく噴き出ていた(10日午後2時14分、神奈川県箱根町で、読売ヘリから)=秋月正樹撮影 火山活動が続く箱根山(神奈川・静岡県)大涌谷(おおわくだに)の上空を10日、本社ヘリで飛んだ。 6月29~30日の噴火でできた火口や噴気孔からは水蒸気が激しく噴き出し、時折、水蒸気に混じって黒い泥水が噴き上がっていた。 新しい火口の大きさは直径20メートルほど。縁には火山灰が積もり、周囲に直径数十センチ~1メートルほどの岩が転がっている。また、小さな噴気孔は硫黄が付着して黄色くなり、上空には卵が腐ったようなにおいが漂う。 ヘリに同乗した東京大地震研究所の金子隆之助教(火山学)は「活発な火山活動が依然、続いている