ロシア・カムチャツカ半島のガイザーバレー(2007年6月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/VASILY SUVOROV 【12月1日 AFP】ロシア東部の森の中で、10年以上も逃亡生活を送っていた軍からの脱走兵が警察に身柄を拘束された。脱走兵は、家族にさえ居場所を知らせていなかったという。地方当局が11月30日、明らかにした。 警察によると、南部の都市タガンログ(Taganrog)出身の脱走兵(33)は、2003年に入隊した後、カムチャツカ半島(Kamchatka Peninsula)に配属。入隊から約1年後に姿をくらませたという。身元については公表されていない。 内務省の地方当局は声明を発表し、男が脱走後もカムチャツカ半島にとどまり、森林に隠れていたことを明らかにしている。声明によると、当時発見された別の遺体を家族が脱走兵のものと誤って特定したことから、捜索も数か月で打ち切られていた。