近鉄の和田林道宜(わだばやしみちよし)社長は朝日新聞の取材に対し、大阪―名古屋間を結ぶ新型特急の投入など今後の展開について語った。主なやりとりは次の通り。 ――近鉄の鉄道経営で特急はどんな存在ですか。 「17年3月期の旅客運輸収入1487億円のうち、特急料金収入は200億円弱。それなりに比率が高く、特急なしでは事業が成り立たない。人口が減る中でもいまの収入水準を維持したい」 「都心回帰が進んでいるので、今のビジネス特急、通勤特急だけではだめだ。地域内の交流で動く人により軸足を移していきたい。8月は名阪でそれぞれ人気アーティストのコンサートがあり、例年より特急収入が伸びた。車両の連結数を臨時で増やす取り組みもしているが、観光だけでなく、イベントで動く人にもっと対応していきたい」 ――観光特急の利用状況は…
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