民主党岩手県連代表代行の菊池長右ェ門衆院議員ら小沢一郎元党代表に近い同党の比例選出衆院議員16人が17日、衆院の同党会派からの離脱と新会派の結成を表明した。 事実上の党分裂に陥ったとの見方もある中、小沢元党代表を支持する達増知事は菊池氏の会派離脱の動きを好意的に受け止め、改めて党執行部への対決姿勢を鮮明にした。 菊池氏は「衆院選の公約が守られていない。このままでは、有権者が民主党にだまされたと思ってしまう。原点に戻るべきだ」と会派離脱を表明した理由を述べた。県連代表代行の役職については「個人的には会派を離脱しただけだ。党員なので問題はない」と述べ、辞任しない考えを示した。県連で近く協議して最終的な対応を決めるという。 一方、知事は17日、記者団に対して「マニフェスト(政権公約)の原点に戻ろうとするもので、大変いいことだ」と理解を示した。菊池氏らが2011年度予算関連法案など重要法案に反対す