石破茂農水相は3日の閣議後会見で、コメの生産調整(減反)への農家の参加を「選択制も排除するものではなく、あらゆる角度から検討する」と話し、参加を農家の判断に委ねる「選択制」の導入を検討していることを明らかにした。参加農家には所得補償を行う方向。 コメの生産調整は、都道府県ごとに生産目標量を定めて、すべてのコメ農家が参加するのが原則だが、参加しない農家もある。価格が下がった際に、政府がコメを買い上げる価格維持政策は、不参加農家にも恩恵を与えることから、農家の間に不公平感が広がっており、農水省は廃止も視野に置いている。 石破農水相は昨年末、世界貿易機関(WTO)交渉によるコメ貿易自由化の進展見通しなどを背景に、コメの生産調整について抜本的な農政改革を進めることを表明していた。6閣僚らで構成する「農政改革関係閣僚会合」を主宰しており、8月までに改革案をまとめる。
農林水産省が検討しているコメの生産調整(減反)の見直し案が明らかになった。減反に加わるかどうかを農家の判断に任せる「選択制」に切り替え、政府によるコメの買い支えもやめる。供給増での値下がりに備え、減反に参加した農家にだけ一定の交付金を支払う。 この案をたたき台に夏までに改革案をまとめる方針だ。世界貿易機関(WTO)交渉でのコメ関税引き下げも想定し、早ければ10年度からの実施を目指す。ただ、コメの値下がりや減反不参加を制度上認めることに、農家やコメ販売手数料が減る農協、農林系議員の反発も予想され、合意が難航する可能性もある。 農水省案では、減反に加わる農家には生産量に上限を課す代わりに、新設する交付金(固定額)を支払い、所得を補償する。一方、参加しない農家は自由に増産できるので売り上げの伸びが見込めるが、値下がりしたときの収入減は自分でかぶる。 現在は、農水省が都道府県ごとに事実上の生
「年金個人情報提供サービス」をご存知だろうか。社会保険庁のWebサイト上で自分の年金加入記録を確認できる無料サービスである。基礎年金番号と氏名、住所を登録し、8~10文字のパスワードを設定すると、2週間程度でIDとパスワードが郵送で届く。 2008年12月に申し込んでおいたIDとパスワードが1月になって届いたので、同サービスにログインしてみた。ログインには発行されたID、パスワードとあらかじめ設定しておいたパスワードの三つを使う。ログイン後に出てくる最初の画面で、今までに加入した年金制度と取得・喪失年月日、加入月数を確認できる。これらの情報は2008年に届いた「ねんきん特別便」の記載内容とまったく同じだ。 年金個人情報サービスには、さらに「国民年金詳細」「厚生年金詳細」というページが用意されている。利用者は、国民年金詳細のページで加入期間中の月別納付状況を、厚生年金詳細で加入期間内の標準報
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「男女平等」で育ってきた私たちの世代は、就職活動を通して初めて「女性」を意識するという仮説をお話しさせていただきました(「私、ここで結婚できますか?」と聞く女子大生、どう思います?)。では、女性であることを意識したその結果、彼女たちが選ぶのはどんな職種なのでしょう。 志望動機、それこそまさしく人それぞれです。それは大前提として、またまた個人的な体験で見聞きした、女子学生の口からしか聞こえてこない“ちょっと不思議”な志望動機があるので、そこからご紹介しようと思います。 キャリア女性を輩出している、ある大学の就職進路相談室に取材をした時のことです。進路相談に応じる職員の方に「こちらの大学の女子学生に目立つ志望動機と、職種を教えていただけますか」と
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます この連載では、SAN(Storage Area Network)やNAS(Network Attached Storage)などのいわゆる「ストレージネットワーク」を中心に、データセンターを構成するサーバやストレージ、さらにはネットワークの最新の市場動向や関連技術を解説する。第1回では、ストレージネットワークが誕生した背景やSANを利用することによるメリットとデメリットについて紹介する。 DASからSAN/NASへ〜ストレージネットワークの誕生と発展〜 そもそもコンピュータにとって、ディスクやテープなどの外部記憶装置(ストレージ)は“周辺機器”である。そしてコンピュータと周辺機器との間のインターフェースとして長年使用されてきた技術が、「
回路上を伝わる信号の遅れがパソコンやPCサーバの高速化にとって大きな壁となっている。ギガを超えるクロック周波数の時代、CPUの高速化に見合った大量のデータを扱えることがシステム全体の高速・高性能化に直結する。 だが、32ビットや64ビットなどのPCIやAGP、そしてメモリなどで使われているパラレルデータ伝送の高速化はほぼ限界に近く、原理的にこれ以上の高速化はかなり困難な状況になっている。 これを乗り切り、さらなる高速化を行うには、シリアル伝送しかない。ハードディスクドライブは従来のATAがSerial ATAへ、PCIもPCI Expressへとシリアル化が進みつつある。さらに、2005年にはCPUとメモリの間のデータ伝送すらシリアル伝送によるFB-DIMM(Fully Buffered-DIMM)へと移行が始まろうとしているのは、まさにこういう理由だ。 パラレル伝送は一度に多くのデータを
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本の国土の約7割を占める中山間農業地域(注)が、行政サービスのコストを引き上げている。中山間農業地域は環境と国土などの面から重要な機能を果たしているが、税収の自然減、少子高齢化を考えると、この地域のために行政の予算を今後も大量につぎ込むことはほとんど不可能だ。 ところが、中山間農業地域の活性化は、地方自治体ではなく農林水産省の役割と決められている。農水省は、効率的運営を目指す地方自治体の努力に水を差してはいないだろうか。 (注)農水省の用語で、平野の外縁部から山間部を指す。 前々回の記事「農水省改革チームの提言は国家を動かすか?」で、農水省が改革チームを発足させ、実施に乗り出したと書いた。石破茂農水大臣はまさか本稿によって勇気づけられたわけ
オフ会だけでなく、リアル仕事でもいろいろな方にお会いするわけですけど、「こいつとはどう考えても話が合わん」という人がいるわけですよ。「あ、無理だな」と。なんかね、話の前提というか、根本的なものが合わない。 今日あったのはその典型。俺はこういう話をしたわけです。 「人間は単純ミスをするので、ミスをするのを防ぐこと、ミスをしたらすぐ検知できること、ミスがあっても大ごとにならないことの三段階が必要です」 俺にとっては何てことのない一般論のつもりの話。 人はミスをする=完璧ではない こういう前提なんです。ミスをする動物である。100%の達成率はありえない。何かひとつミスがあれば100%にならない。1%だか0.1%だか何パーセントだかはわからんけど、何かはミスをする。そういう前提で考えているんです。 なので対策も分かれる。 まずはミスをしないように ミスをするっていっても、ゼロが理想。ゼロにできない
今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ 最新号の読みどころを特集担当者の視点でお伝えします。時には紙幅の関係から記事にできなかった取材の内側など、「ここだけの話」も満載です。 バックナンバー一覧 「正社員になれない非正規労働者は自分に甘えている」「いや、正社員のほうこそ、既得権を手放さないじゃないか」 今週の特集は、そんな正社員とハケン(非正規社員)の“対立”をテーマにしました。 非正規労働者などの支援を目的とした「年越し派遣村」が年末年始のメディアを騒がせました。500人以上が入村し、200人以上の生活保護申請が認められ、多くが住居と職を得ることに成功したそうです。 しかし、「なんで貯金をしていなかったんだ」「それまでの人生で努力をしてこなかった結果だ」という批判、いわゆる自己責任論も聞こえてきます。 また、その後の新聞などで、職を失った非正規労働者向けに求人を行なったのにほとんど募集が
2月2日に開始したNHKの携帯電話向けニュース配信サービスに対して、社団法人日本新聞協会は1月29日付けで中止を申し入れた。 同協会では、申し入れ書で「総務大臣が認可したNHKのインターネット実施基準では、既放送番組等の提供は『協会のホームページにおいて行うこと』となっている。新聞社や通信社、民放テレビ各社などのニュースサイトをまとめた『ニュース』ジャンルの中に、NHKが新たにニュースサイトを立ち上げるのであれば、これは実施基準に反するものである」と指摘した。 さらに「携帯電話を使った情報提供サービスは、有料課金の環境が比較的整っており、すでに多くの民間企業がサービスを展開している中で、法的にも収入構造的にも著しく保護されたNHKがこうした分野に無料で参入することは、民間企業に深刻な打撃を与え、健全な競争市場を混乱させることになる」とし、即刻中止を求めている。 NHKの携帯向けニュース配信
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