佐賀県の古川康知事は16日の定例記者会見で「障害者」の害の字にマイナスのイメージがあるとして、政府の「障がい者制度改革推進本部」に「障碍者」と表記すべきだと提案する考えを示した。また文化審議会にも「碍」を改定常用漢字表に追加するよう要望するとした。関連記事開門調査めぐる議論は平行線 長崎、佐…意見公募に272件 改訂常用漢字記事本文の続き 古川知事は「『碍』は『さまたげる、迷う』の意味で『他者を害する』という意味はない。『障がい』では漢字文化の観点などから好ましくない」と説明した。 昨年12月に政府が設置した同推進本部では法令などで「障害」をどう表記するか、検討が始まっている。