2010年7月12日にゆうちょ銀行で起こったシステム障害の原因は、2重化していたディスク装置のうち、本番系が故障した際に待機系に切り替わらなかったためであることが分かった。本番系のディスクが故障したとしても、待機系への切り替えに成功していれば、ダウンは起きないはずだった。 ゆうちょ銀はシステム障害が起こった理由を公表していないが、本誌の独自取材で判明した。ディスク装置が待機系に切り替わらなかった理由は調査中だ。ディスク装置は日本IBM製である。 今回のシステム障害によって、同行のすべてのATM約2万6000台で多くの取引ができなくなった。完全復旧までに要した時間は約17時間半。ゆうちょ銀によると、最大1万件程度の取引ができなかった可能性があるという。 ディスク装置の故障の影響が、これだけの規模に広がった理由は、障害が二つのシステムで連鎖して起こったことによる(図)。 一つめのシステムは「全
日本郵政グループのゆうちょ銀行で12日に発生した大規模なシステム障害で、同行は13日、午前8時50分にシステムが全面復旧したと発表した。同日午前に会見した間瀬朝久専務執行役は「障害の原因ははっきり分からないが、送金処理の速度が落ちたようだ」と説明。利用者への影響は推計で約1万件に上るとした。 また、同行によると、12日の苦情1410件に続き、13日も125件の苦情があったことを公表。内容は「復旧状況を教えて欲しい」「ゆうちょ銀行同士の送金は大丈夫か」といったものだった。 トラブルは12日午後3時22分ごろ発生した。全国約2万6千台の現金自動預払機(ATM)で、他行のカードを使った出金や他行への送金などができなくなったほか、インターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」を通じた他行との取引もできなくなった。現金の引き出しなど、振り込み以外のサービスは12日午後8時半過ぎに復旧した。 日本郵
クレジットカード番号を含む顧客情報流出問題でアリコジャパンは2009年11月11日、新たに1万4175件の流出が判明したと発表した(関連記事1、関連記事2、関連記事3、関連記事4、関連記事5、関連記事6、関連記事7)。既に調査して流出を特定した顧客情報と合わせて3万2359件に拡大した。平野哲 日本代表兼副会長は「結果としてこのような事態になってしまい、本当に申し訳ない」と陳謝した。 アリコはクレジットカード会社から不正使用の疑いがあると照会を受けたカード番号の情報に基づいて調査を進め、9月11日に調査結果を報告。この時点で、2008年2月下旬から4月上旬にホストコンピュータに実在したカード情報ファイルの中から1万8184件の情報が流出したと特定していた。 ところが、10月23日以降にカード会社から1万8184件に含まれないカード番号の不正使用の疑いがあるとの照会が相次ぎ、その件数は469
浦添市の住民基本台帳と税務を管理するシステムで、断続的な不具合が生じ業務に支障が出て いることが29日分かった。市情報政策課によると、処理能力が落ちる不具合を最初に確認したのが 今月22日で、その後も断続的に発生している。 住民票や納税証明の申請窓口では、サービスの利用に、通常より最大10分超の待ち時間が生じ、 苦情が出ている。 担当者は「サーバーに負荷がかかり、リスポンス(反応)が落ちている」と説明。不具合は一時的なもの でその後は平常に戻るが、根本的な原因の究明には至っていない。 同市では今年3月、5年ごとの基幹システムの見直しで、電子政府分野で高い技術力を誇る韓国 「サムスンSDS」のノウハウを搭載した新システムを稼働させたばかり。 システム更新との因果関係について、担当者は「想定の範囲外」と話しており、事態を重く受け止めて いる。技術者やメーカーに事実関係を報告、分析を依頼するなど
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