甲府戦の前日、報道陣の囲み取材を受けた林陵平は、首位攻防という大事な一戦でのゴールを誓うと、その話の流れで「ゴールの後のパフォーマンスも考えています」と付け加えていた。 そして林は、後半11分に日立台では初ゴールとなる今季4ゴールを決めた。上記の話を聞いていた筆者はすかさず林に注目し、「どんなパフォーマンスをするのだろう?」と期待を込めた。ところが柏サポーターの目の前で両手を広げて喜びを表現するだけで、派手に喜ぶわけでもなければ、何かダンスのようなものを踊るわけでもない。その時に思い出したのが、第22節の愛媛戦で2ゴールを決めた林が「パフォーマンスをしようと思ったけど、ゴールを決めたのが嬉しくて(パフォーマンスを)忘れてしまいました」という彼自身の言葉だった。確かに愛媛戦でゴールを決めた後は、拳を叩きつけるようなガッツポーズで喜びを表現しながら、雄叫びを上げて柏サポーターの陣取るゴール裏