別の銀河の重力の影響でバラの花びらのように広がって輝く渦巻き銀河をハッブル宇宙望遠鏡が捉え、米航空宇宙局(NASA)が20日、画像を公開した。同望遠鏡の打ち上げ21周年を記念した。 銀河は、地球から3億光年離れたアンドロメダ座の方向に位置する。画像の下部にある小さな銀河の重力で引っ張られ、このような形にゆがんだという。上部で宝石のように青く輝く光の帯は活発に輝く若い星の集まりとみられる。昨年12月17日に撮影した。 1990年4月に宇宙飛行士としてスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、望遠鏡を宇宙に運んだNASAのボールデン局長は「ハッブルは、われわれの宇宙観を大きく変えた」と功績をたたえた。(共同)