NTTは1日、話し声の自然さを保ちながらイントネーションを自在に調整できる新しい音声合成技術を開発したと発表した。標準語で話した録音データを大阪弁のような印象に変換したり、アナウンサーが話すような聞き取りやすい声に調整したりすることが可能。がんで声帯を摘出した人が使う電気式人工咽頭や、ロボットの音声合成機能などへの応用が期待される。 「高い」「低い」などと表現される声の周波数は、声帯を伸縮させる甲状軟骨の動きによって制御されている。今回の技術は、音声データを解析し、甲状軟骨がどう動いたかを数値化・グラフ化する計算手法を確立したことで実現した。パソコンでグラフの「山」の高さや位置を調整すれば、人それぞれの声の特徴を保ちながら、異なる印象の話し方に変換できる。 同技術を開発したNTTコミュニケーション科学基礎研究所の亀岡弘和特別研究員は「入力したテキストから、人間のような自然な話し声を合成する
米ハワイに向けて中国・南京の空港を離陸したソーラー・インパルス2(2015年5月31日撮影)。(c)AFP/JOHANNES EISELE 【6月1日 AFP】世界一周飛行に挑戦している次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2、Si2)」が、悪天候のため急きょ名古屋に着陸することになった。プロジェクト主催側が1日、発表した。 プロジェクト発起人でパイロットの1人のベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏はマイクロブログのツイッター(Twitter)上に「太平洋(Pacific Ocean)上の天候が悪化しており、名古屋に中間着陸して天候の好転を待つことに決定した」と投稿した。 ソーラー・インパルス2は先月31日に中国・南京(Nanjing)を発ち、世界一周の全12区間中最長となる、米ハワイ(Hawaii)までの8500キロを6日6晩で飛
奈良や京都、千葉の寺社などに油のような液体がまかれた事件に絡み、米国在住で東京都内に拠点があるキリスト教系の宗教団体幹部(52)が各地で油をまいたことを認める発言をしていたことが関係者への取材でわかった。千葉県警は、この幹部が県内で油をかけた疑いが強まったとして、建造物損壊容疑で逮捕状を取った。奈良県警と京都府警も幹部が一連の事件に関与したとみて慎重に調べる方針。 捜査関係者によると、この男性幹部は3月下旬、千葉県香取市の香取神宮の建造物に液体をかけた疑いが持たれている。防犯カメラに液体を投げつける姿が映っていたという。 関係者によると、この男性幹部は東京都出身で2013年に教団を設立。遅くとも同年夏ごろから中国地方の城や神社、九州地方の神社で「お清め」と称して油をまいたことを信者向けの集会で証言。「日本の寺社を油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」などと語ったという。この教団には東
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