ユネスコ日本政府代表部によりますと、「近代建築の巨匠」と呼ばれたフランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した東京・上野の国立西洋美術館について、ユネスコの諮問機関が「世界文化遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめたことが分かりました。勧告は世界遺産に登録するかどうかの最終判断に大きな影響を与えることから、国立西洋美術館はことし7月にも正式に世界遺産に登録される見通しとなりました。
惑星観測用宇宙望遠鏡「ひさき」が、木星の衛星「イオ」の大気から宇宙空間に放出されてプラズマ状態となったガスを観測し、とくにイオの周りでプラズマが非常に高温となっていることを明らかにした。プラズマ加熱のメカニズムを解明する手がかりになると期待される。 【2016年5月16日 東北大学】 惑星や衛星の周囲では、分子や原子は電離してプラズマの状態となっている。プラズマの温度は大気に比べてかなり高いが、宇宙空間でどのようにプラズマが加熱されているのかについては、様々なメカニズムが提案されているものの、よくわかっていない。 木星の衛星イオは、太陽系で最も活発な火山活動をもつ天体だ。イオの大気は二酸化硫黄を主成分とする火山性ガスでできており、宇宙空間へ流出して、イオの公転軌道に沿ってプラズマトーラス(ドーナツ状に分布した濃いプラズマ)を形成している。このトーラスを、高温電子がイオンに衝突して発光する極
慶應義塾大学(慶大)は5月17日、先天性副腎低形成症を含むさまざまな全身症状を生じる新たな遺伝子疾患「MIRAGE症候群」を発見したと発表した。 同成果は、慶應義塾大学 医学部小児科学教室 鳴海覚志特任助教(研究当時、現在は国立成育医療研究センター研究所分子内分泌研究部)、天野直子共同研究員、石井智弘専任講師、長谷川奉延教授、国立成育医療研究センター、横浜市立大学医学部らの研究グループによるもので、5月16日付の英国科学誌「Nature Genetics」オンライン版に掲載された。 先天性副腎低形成症は、生命活動の維持に大切な副腎皮質ホルモンを欠乏する指定難病で、これまでの研究において患者の約30%は原因不明となっていた。同研究チームは今回、原因不明の先天性副腎低形成症患者24人のDNAを次世代遺伝子解析装置などで分析し、11人が「SAMD9」という特定の遺伝子に異常を持つことを突き止めた
日本電信電話(NTT)は、世界最高密度となる114チャネルの伝送を実現する実用レベルの太さの光ファイバーの開発に成功したと発表した。 年々増加する通信量のため既存の光ファイバーを用いたデータ伝送容量が限界に近づいており、1本の光ファイバーで伝送可能なデータ量を増やすために通す光をマルチチャネル化する技術の開発が進められている。 NTTが進めているマルチチャネル化技術は、6種類の光(モード)を同時に伝搬可能な光の通り道(コア)を19個配置。1本で114チャネル(6モード×19コア)という世界最高密度のデータ伝送で、現行の光ファイバーの60倍にあたる伝送量が確保できる。しかし、光ファイバーは直径が太くなると曲がりにくく折れやすくなるため、NTTではフジクラと北海道大学で、これまで陸上光伝送路に用いられられている250µm以下という実用的な細さで19コアの光ファイバーを設計した。 製作した光ファ
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