スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル生理学・医学賞を、生物の細胞が不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明した東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。世界中で進むがんやパーキンソン病に関する創薬研究に道を開いた業績が評価された。授賞理由は「オートファジーの仕組みの解明」。日本のノーベル賞受賞者は昨年の北里大学の
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スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル生理学・医学賞を、細胞が自らたんぱく質などを分解する「細胞自食作用(オートファジー)」を解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。 細胞内の重要な生命現象を遺伝子レベルで明らかにし、がんや神経疾患の治療研究につなげたことが評価された。 日本のノーベル賞受賞は25人目。昨年の大村智・北里大特別栄誉教授と梶田隆章・東京大教授に続く3年連続の受賞となる。生理学・医学賞は、1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授、2012年の山中伸弥・京都大教授、昨年の大村氏に次いで4人目の受賞だ。 授賞理由は「オートファジーの仕組みの発見」。オートファジーは、細胞が飢餓状態になった時に、自らの体の一部を分解して必要な栄養を得る現象だ。
スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学・生理学賞を、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにし、医学や生物学の進歩に大きく貢献した功績が評価された。 オートファジーはギリシャ語の「オート」(自分)と「ファジー」(食べる)を組み合わせた造語。栄養がなくなった細胞内に、二重膜でタンパク質などを取り囲むオートファゴソームという小胞ができ、分解酵素が入った細胞小器官と融合してタンパク質をアミノ酸に分解し、栄養源として再利用する仕組みを指す。 この現象が存在することは1950年代から知られていたが、分子レベルでのメカニズムや生理学的な意義は謎だった。 大隅氏は昭和63(1988)年、酵母でタンパク質などが分解されて
スウェーデンのカロリンスカ医科大は3日、今年のノーベル医学生理学賞を、東京工業大の大隅良典(よしのり)栄誉教授(71)に贈ると発表した。授賞理由は「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」。細胞が自分自身の一部を分解し、栄養源としてリサイクルしたり、新陳代謝したりする仕組みを明らかにした。様々な生物に共通する根源的な生命現象の謎を解いた。 日本のノーベル賞受賞は、昨年の医学生理学賞の大村智・北里大特別栄誉教授、物理学賞の東京大宇宙線研究所長の梶田隆章教授に続き25人目。医学生理学賞は1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授、2012年の山中伸弥・京都大教授、大村氏に続いて4人目。日本人の単独受賞は自然科学系では利根川氏以来。授賞式は12月10日にストックホルムである。賞金は800万スウェーデンクローナ(約9400万円)。大隅さんは福岡県生まれ。 呼吸や栄養の消化、生殖など生命の
京都市の高山寺に伝わる国宝絵巻「鳥獣人物戯画」(平安-鎌倉時代、甲乙丙丁の4巻)の甲巻について、絵順の入れ替わりが和紙に付いたはけ跡から裏付けられたことが2日、分かった。このほど出版された修理報告書「鳥獣戯画 修理から見えてきた世界」(京都国立博物館編)で明らかにされた。 従来、絵に連続性がない箇所があることから入れ替わりは指摘されていたが、和紙の調査でも確認され、よく分かっていない制作当初の姿を知る手掛かりとなりそうだ。 23枚の和紙をつなげた甲巻は擬人化された動物が描かれた代表作。平成21年からの修復の際、光で透かして紙の特徴を観察する透過光調査により、23枚目と11枚目は、製紙工程ではけを使って和紙をなでた際に付いた筋の跡がつながることが判明。法会の場面とされ、お礼の品を運ぶカエルがいる23枚目の後に、僧侶姿の猿に鹿を貢ぐウサギが描かれた11枚目が続く構図だったことになる。 11~1
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