気象庁は一連の地震活動の一環と見ている。この範囲でM7級の地震が起きるのは震災以降10回目だが、最大1・4メートルを記録した津波は震災以降で最大規模となった。 震源付近の地下では、陸側のプレート(岩板)の下に、海側のプレートが潜り込んでいる。今回の地震は、陸側のプレート内の断層が、陸側と海側に引っ張られて動く「正断層型」と呼ばれる地震だった。その際、陸側が沈み、海側が隆起する動きだったとみられる。 専門家によれば、M7・4という規模の割に、津波は高くなった。震源が陸に近いことや、大陸棚が広がる海底の地形などが影響した可能性が高い。