ドイツのDPA通信は8日、サッカーの元西ドイツ代表で、「皇帝」と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアー氏が7日死去したと報じた。78歳だった。 ベッケンバウアー氏は1974年のワールドカップ(W杯)で選手として出場するなど3大会に出場。DFながら状況に応じて攻撃参加する「リベロ」のシステムを確立した。 代表監督としても86年メキシコ大会で準優勝、90年イタリア大会では優勝を飾り、史上初めて主将と指揮官の両方でW杯制覇を経験。地元開催の2006年W杯では組織委員会の会長を務め、07年にFIFA理事に就任し、10年に退任していた。